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ABC チャンピオンシップ ゴルフトーナメント 2005

深堀圭一郎「ここで勝って、賞金王に近づきたい」

ここABCゴルフ倶楽部は、「立ちづらいホールが多いから」。あまり得意ではなかった。1番、6番、7番、9番など、特にセカンドの落としどころが見えない、ブラインドホールが苦手だった。

「落下地点が見えないことで、ショットのイメージができず、ボールがどっか行っちゃいそうな気がしてしまう。過剰に反応して、スイングを壊していた」という。

そんなコースで今年、66でまわって好スタートを切った。
苦手だったはずの出だしの1番で、残り125ヤードをピッチングウェッジで奥6メートルにつけてバーディ。
7番では、残り99ヤードの第2打を2メートルにつけてこれを決めた。

「得意じゃないコースでも、バランス良くうまく振れているのが今年の僕のゴルフ。嫌いなホールでも、きっちりレイアップをしてピンチをしのいだり、自分が決めたスイングに徹して、スコアをまとめることができる」。

37歳にして「いまだ成長できている証拠。上向いている、自分が嬉しい」と、深堀は言う。

一方で、これまでになく今年タフなシーズン後半戦に、体力の限界とも格闘を続ける日々だ。
3週前にひいた風邪はいまだ完治していないし、先週は最終日に腰にやや不安を感じた。
今週、会場入りするまでの2日間はクラブを握る余裕もなく、ほとんどの時間を体のケアだけに費やした。

それら血のにじむような努力も、すべては初の賞金王の座につくためだ。

現在、トップを走る片山との差は約2000万円。
「最低、もう1勝はしないといけないし、今年目標にしている1億2000万円という数字もある。厳しい状況だけれど、・・・最後まで諦めたくない」。

ジャンボ尾崎(1998年大会)、尾崎直道(1992年、1996年)、飯合肇(1993年)、谷口徹(2000年)、伊沢利光(2001年)、片山晋呉(2003年)・・・。

今大会のチャンピオンには、歴代の賞金王の名も多いだけに「僕もここで勝って、賞金王に近づければいい」。
今週の舞台を、“深堀時代”の序章としたい。

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