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おかえり優作。宮里がコロナから復帰

ただいま・・・・・・!!
40度を超える熱が、2日続いた。
救急車で搬送されたが、受け入れ先が見つからず、けっきょく札幌市内の療養先で、10日間を過ごした。

先月の「長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップ」で、19日の第1ラウンド終了後にコロナに感染して棄権をした宮里優作が今週、ツアーに復帰した。

直近のトーナメントなら2017年の関西オープンがある。
また、本大会なら2009年も、ここ城陽カントリー倶楽部で行われている。

でも、「こんなにアップダウンがあったっけ・・・」と、ゼイゼイするほど、関西のコースならではの坂道がきついのはコロナ明けのせいか、41歳という年齢のせいか。

「きっと歳のせいですね」と、冗談で苦笑した。

幸か不幸か、肺炎には至らなかった。
よく言われる味覚や嗅覚障害も起こらず、むしろ「食べないとダメって言われて、一生懸命食べて。家に帰ってから太りました。でも運動はできないし、食っちゃ寝、食っちゃ寝」と、心持ちふっくらとして戻ってこられた。

先週のANAオープンから復帰するプランもあったがやっとしっかりクラブを握れたのが9月の10日。
もう1週、大事をとりようやく帰還。

体力もゴルフも、まだ完全に元通りとはいかないが、「ゴルフができる喜びを感じながら」と、この日はインの9ホールを回って23日の開幕に備えた。

罹患したのはデルタ株という。
思い当たる感染源については、先方への風評被害を気遣い明かさなかったが、「免疫力が下がると、飛沫感染でどこでもうつる」と、感染力の強さを強調し、「みなさんも本当に気をつけて。絶対にかからないほうがいいんだから」と、スタッフにも注意を呼びかけた。

トーナメント期間中に選手に感染者が出たとき、JGTOではスポンサーと本人の意志を確認した上で、名前を公表することにしている。

「僕は、主催者さんが発表されると聞いたときにすぐ、自分の名前を出してください、とお願いしました」と宮里は言う。

「かかってしまったものはしょうがない。悪いことをしたわけじゃないから。それより、黙っていて僕の周りにいた人たちが気づかないまま蔓延してしまうことのほうが怖い。勇気を持って、公表したほうがいいと思った」と、感染当時の混乱を振り返る。

もちろん宮里も、周囲に及ぼす影響力の大きさを考えなかったわけではないが、「前後10日間、たまたま家族とは離れていたし、濃厚接触の心配はなかった。子どもの学校や塾には奥さんが説明に言ってくれたり、しっかりと対応してくれたので」。
家族の献身にも救われた。

復帰戦の予選ラウンドは今平周吾と、アマランク1位の中島啓太さんと同組。
「とんでもない組に入ってしまったので。邪魔しないように。今の自分は4日間できれば最高。精一杯やります」。
病み上がりのベテランは謙虚だった。

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