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カシオワールドオープンゴルフトーナメント 2025
松坂大輔さんは「55年会」の宮里優作と同組「僕のことも励まして」共闘誓う
冒頭写真は、2週前の「三井住友VISA太平洋マスターズ」のプロアマ戦時のもの。
そのときすでに本大会の松坂大輔さんの出場が発表されており、2人して「試合でも一緒に回れたらいいよね」と、話していたのが現実のものとなった。
予選2ラウンドで同組になった宮里優作(みやざと・ゆうさく)は、松坂さんと同い年で、かの「55年会」の一人。

西武ライオンズから、メジャー移籍を果たした前後に、知人を介して交流を深め、宮里の大学同期の岩田寛(いわた・ひろし)も交えてたまに一緒に食事もする仲。
「大ちゃんと気兼ねなく回れるのは僕しかいない」と、お世話役を自認し、先日も松坂さんから本大会出場に関して「何に気をつけて回ればいいか」と相談され、「普段どおりにやればいいよ」と、太鼓判を押したばかりだ。
22年にプロアマ形式戦「ゴルフパートナー PRO-AM トーナメント」のアマチュア部門で参戦したり、24年にはチャレンジトーナメント(現ACNツアー)の「太平洋クラブチャレンジ」に出たが、レギュラーツアーは初挑戦。
まして、本大会は賞金レースや賞金シードの正念場にあたり、「今までの試合とは雰囲気が全然違う。正直、自分が出場することも非常に申し訳ない気持ちです」などと遠慮がちに話す松坂さんにとっても宮里の存在は心強い。
「自分のゴルフもままならないのに人のお世話ができるかわからないけど、逆に大ちゃんにも励ましてもらいながら、僕も頑張りたいな」と、宮里も共闘を誓っていた。
松坂さんにとってここ高知は、ドラフト1位で入団した初年度の初キャンプに参加した思い出の地でもあり、開催コースのKochi黒潮カントリークラブも「休みの日にはだいたいここに来ていた」という馴染みのコースだそうだ。
「僕たち野球人にとっては、広いコースなので…笑」。ドライバーの飛距離も「250ヤードから330ヤード」と、幅広い松坂さんにとっては、うってつけの舞台ともいえる。
かつては大久保博元さんや桑田真澄さん、立浪和義さんらがレギュラーツアーに挑戦しているが、決勝進出を果たしたプロ野球選手はまだいない。
「可能性はゼロ、とわかっているけど、やるからには最初からあきらめるわけにはいかない」という松坂さん。
“史上初の予選通過”を目標に、ゴルフ界の大親友と思い出のコースを歩ききる。














