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リシャール・ミル チャリティトーナメント 2025

宮里優作がホスト試合で実感した「やっぱり女子プロの力は凄い」

2015年から、リシャール・ミルの契約選手として活動している。宮里優作(みやざと・ゆうさく)にとって、思い入れの詰まった新規大会が、31日からいよいよ開幕する。

開催直前の2日間は、男女プロ16人がペアで争う「リシャール・ミル チャリティペアマッチ」が行われ、早くも1227人のギャラリーを集めた。

「やっぱり、女子プロの力は凄いな…」。
朝6時前から、めいめい“推しプロ”のタオルを手に行列するファンの姿に改めて、感心させられた。

この日のために、今をときめく人気プロを集めてくれたのは、リシャール・ミル契約選手の青木瀬令奈(あおき・せれな)プロと、成田美寿々(なりた・みすず)プロだ。




今週は女子ツアーがめったとない空き週とはいえ、16人ものスケジュールを抑えるのは容易ではない。ケガによる直前のキャンセルもあり、宮里が今回、ペアを組むことになった木下彩(きのした・あや)プロも、青木プロの呼びかけで、きゅうきょ参加してくれた一人だ。


「ゴルフを通じたチャリティは、僕らが一番やらなきゃいけないこと。試合をさせていただけるのももちろんですが、こういう場を作っていただけることがありがたいですし、チャリティの意義を瀬令奈と美寿々が若い選手たちに説いて歩いてくれた」と、宮里。


    ペアマッチ後に行われたチャリティサイン会のほか、翌31日の本戦で実施される地元ジュニアの観戦ツアーも青木プロの提案で実施が決まり、青木プロと成田プロがガイド役をつとめてくれるという。
    男女ツアーの枠を超え、自ら率先して貢献に努める2人の姿。


    宮里は「同じプロとして尊敬しています」と改めて青木プロと成田プロに感謝の気持ちと敬意を示した。

    開催コースとして快諾をいただいた能登カントリークラブの山下社長は宮里が中学時代に出身の沖縄で一緒にラウンドしてもらったプロゴルファーでもあり、今月14日の視察プレーで30年ぶりにまたご一緒できた。
    「そういう意味でもすごく思い入れがある」という。

    ただ、コースは左ドッグレッグのホールが多く、「フェードヒッターの僕にはすでに苦手意識が出てきています」と苦笑する。
    「今年は優勝争いらしい優勝争いはまだ1回しかできていないし安定感がない。アイアンの精度がまだ足りていない」と、ちょっぴり弱音も。

    「予選落ちしてもそのへんうろうろしています」。

    会場では人気DJ KAORI(ディージェーカオリ)さんがノリのいい音楽で会場を盛り上げてくれる。
    「予選落ちしたら“DJユーサク”やっちゃいますか!?」。
    ホスト試合をあの手この手で盛り上げたい。

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