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ANAオープンゴルフトーナメント 2012

平塚哲二は「ボロボロですが・・・」

京都出身の関西人は、気が早い。シーズンもまだ中盤というのに「来年、頑張ります」と今年はもう諦めモードで、来季の健闘を誓った矢先の好発進だ。「いや、ボロっボロッスよ」と、相変わらず苦笑しながらボギーなしの65。

「今日はパットだけッス」とは確かに、前半の4番で10メートルが決まり、13番では15メートルが入ったのは言ったとおりだが。
「ドライバーがひどい」という。
「後半に入ってからは、ボールが全然フェアウェーになかった。ラフとか、木の根っこからは今日は2回も。それをなんとかパーで上がってきた」。

不振のきっかけは、「頸椎のねんざ」だ。
最初は寝違いの症状から始まり、どんどん悪くなった。
決定打は7月の大会。練習ラウンドで、ちょっと咳き込んだら「ぴしっと来た」と患部に激しい衝撃のあとに、「そのままぴくりとも動けんようになりました」。

かつて骨折しながら優勝を飾った男だ。
よほどのことがない限りは休まない。トレーナーにほぐしてもらい、試合には出続けたが結果が出るわけもない。
さすがの練習の虫も1ヶ月は安静に、「ちょっと良くなってきた」と、真剣に打ち込みを始めたが、怪我の影響で凝り固まった体を思うように操れない。

「今も油断すると、肩や背中がすぐに張る」と、このほどショットの練習は諦めた。

打ち込むのは1日に、ひとカゴ程度にとどめてあとは「基本に返って“得意な物”からよくしていこう、と」。
今までは、特別練習もしたことがなかったパッティング。もっぱら練習グリーンで大半を過ごすようにして、不調のショットを補っている。

ツアーきっての酒豪は今週もすすきので、「もちろん飲んでます。首に悪い? 気にしてない。酒やめたら心が病んでしまう」と笑いながらもさすがに翌日の2日目は朝早いスタートに、「こういう日は飲まなくなった。40歳になると、次の日に残るようになったので」。ベテランの葛藤もチラリとのぞいた。

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