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日本プロゴルフ選手権大会 センコーグループカップ 2026

首位に木下、岡田、小木曽と前田と竹山の5人。それぞれが記録付きの大混戦です

雨による15分の中断を挟んだ初日は、通算7アンダーの首位に5人が並ぶ大混戦になった。

午前組で回った木下稜介(きのした・りょうすけ)と、岡田晃平(おかだ・こうへい)に、午後組の小木曽喬(おぎそ・たかし)と、前田光史朗(まえだ・こうしろう)と、竹山昂成(たけやま・こうせい)の3人が追いついた。

小木曽前田竹山は、それぞれ記録付きの首位発進となった。

小木曽は、昨年のシーズン最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」でツアー初優勝を飾ったが、出場30枠の同大会に付与される複数年シードは3年だった。



「今週はそれ以上(5年シード)のものがある。この大会に合わせて頑張ってきましたので」。

ニュージーランドで行われた3月の新規大会「ISPS HANDA Japan-Australasia Championship」で試合直後に「自分の不注意」から左足の腓骨(ひこつ)を骨折。
帰国後すぐ、プレートを埋め込む手術をして全治2か月。
「でも、この大会には絶対に間に合わせたい」と、4月の「中日クラウンズ」で前倒しの復帰。

徐々に足場を慣らして今週を迎えた。

「もう大丈夫です」と、完治間近の実感と合わせて初日の首位発進に成功した。
「僕のゴルフ的には我慢の展開になったほうが、強みが出せる。難しいセッティングのほうが、僕にはあっていると思う」。
史上5番目の若さでの“日本タイトル連勝(※下記)”に、気合が入る。


前田は、「中日クラウンズ」と「関西オープン」に続いて、今週もまた首位発進した。



3試合続けて初日をトップで出るのは、1982年の謝敏男(しゃ・びんなん、東海クラシック、ゴルフダイジェスト、ブリヂストンオープン)や、1985年の中嶋常幸(ABCカップ、太平洋クラブマスターズ、ダンロップフェニックス)などの例があるが、きわめて稀な記録といっていい。

ただ、前の2戦は悲願の初優勝にはつながらず。「意識したわけじゃないけどスコアがまとまらず、ずるずる崩してしまって」と、最終結果は24位と27位。

「先週と、前々回はスコアを見ちゃって自分のゴルフに徹することが出来なかったというか。周りの伸ばし方を気にしすぎたかな、というのは反省ではあります」。

今度こそ3度目の正直で成就といきたい。


竹山は、これが自身初の首位発進だ。



この日は、雨による中断を挟んだりのプレーだったが「雨が得意というか、1個1個こなすことで普段焦ったりする部分でも、落ち着けるのが好き。集中力が上るし、やりやすい」と、むしろ荒天を味方にした。

PGA主催の本大会は地元兵庫で行われた近畿地区予選会を突破して、2年ぶり2度目の出場で、前回の2024年は6位タイの成績を残しているゲンのいい試合で、「自分に期待しています」。

一昨年末に、脳梗塞と椎骨動脈乖離(ついこつどうみゃくかいり)を併発し、生死をさまよいながら、生還した不屈の男。
「自分の決めた目標を1日1日こなしていけばいい結果になると思うので。そこを目指して頑張ります」と、明るく言った。


⛳日本タイトル連勝記録(1973年のツアー制度施行後)
①羽川豊(23歳363日=1981年日本オープン⇒1981年日本シリーズ)
②尾崎将司(27歳248日=1974年日本プロ⇒1974年日本オープン⇒1974年日本シリーズ)
③丸山茂樹(27歳361日=1997年日本プロ⇒1997年日本プロマッチプレー)
④中嶋常幸(28歳207日=1982年日本シリーズ⇒1983年日本プロマッチプレー⇒1983年日本プロ)
⑤片山晋呉(30歳107日=1982年日本シリーズ⇒1983年日本プロ)

※小木曽が達成すれば、29歳66日で、片山を抜き、史上5番目の年少記録となります

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