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アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ パナソニックオープン 2009

藤本佳則くんがローアマチュア賞を獲得

自身3度目のローアマチュア賞受賞は、トーナメントで自己ベストの26位タイでフィニッシュ。しかも、この日最終日にアンダーパーで回った選手はたった4人という難コンディション。まして、今をときめく石川遼とのラウンドは、超満員のギャラリーにものまれることなく、堂々としたプレーぶりでのタイトル獲得だった。

「今日は良いのも悪いのも両方あった」というように、14番で右バンカーから15ヤードのアプローチを直接入れて、イーグルを奪った。

逆に「悪いほう」は、続く15番で3パットのダブルボギーなど・・・。
「良かったのはリカバリー。悪かったのはティショット。フェアウェーキープが出来なかった」と冷静に分析を下し、「それでも、今日は津曲(泰弦)さんと遼くんと、飛ばし屋2人と回っても気にならず、難しいこのコースで自分のプレーが出来ました」と、確かな手応えも口にした。

今週は、ただでさえタフな1週間だった。
22日火曜日は、茨城県の茨城ロイヤルカントリー倶楽部で行われた関東学生リーグで母校・東北福祉大は残念ながら日大に敗れて準優勝に終わったが、2年生の藤本くんは堂々個人優勝を飾り、余韻さめやらぬまま帰路につき、地元・奈良県の自宅に帰り着いたころには夜中も2時を回っていた。

それでも「一度はコースを回っておきたい」と、ほとんど寝ずに朝5時に家を飛び出し、隣県のここ城陽カントリー倶楽部にやってきたが、あまりのつらさに練習ラウンドは9ホールで切り上げたほどだった。

ほとんどぶっつけ本番のラウンドにもかかわらず、11位タイで決勝ラウンドに進出し、16歳のスティーブン・ラム(香港)と10代のローアマ対決をも制した。
これで、来月の日本オープンの出場権も獲得し、4つめのタイトルは3度目の挑戦となる日本一の舞台で取りたいと意気込む。
「日本オープンでもぜひローアマを取りたいを思います」。
3度目の正直を誓った。
  • 大会主催のJGAの安西孝之・会長から受けた記念のローアマ杯。これで日本オープンの出場権も獲得だ!

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