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フジサンケイクラシック 2008

藤島兄弟がいつかツアーを席巻する!?

兄弟で歓喜の抱擁!
九州・熊本の藤島家と言えば、地元では有名なゴルフ一家だ。姉の妃呂子さんを筆頭に、長男・豊和が2004年に。弟の晴雄は一昨年、三男の征次は昨年と、みなプロ入りを果たしている。

中でも豊和がゴルフを始めたのは中学2年のとき。妃呂子さんと一緒に練習場に遊びに行ったのがきっかけだった。
その後、めきめきと腕をあげ、2002年の日本アマで東北福祉大の先輩・宮里優作と準決勝で直接対決。藤島が、宮里を3アンド2で倒して決勝戦にコマを進め、準優勝するなどアマチュアとしても活躍した。

兄弟の中で常に先頭を走り、先陣を切ってきた長男がツアー初優勝のチャンスを迎え、応援に行きたいのはやまやまだったが、両親は踏みとどまった。
息子に余計なプレッシャーをかけまいと、「自宅のテレビで見ている」と言った父親の末則さんと母としこさんの代わりにコースに駆けつけたのは弟たちだ。

プレーオフ1ホール目に決着がついた瞬間、一目散に18番グリーンに飛び出してきた晴雄と征次は、兄の首にむしゃぶりついて口々に叫ぶ。

「兄ちゃん、やったな!」。
「さすがアニキだ、かっこいいぞ!」。

常に家族のことを一番に考えて行動するという長兄について「兄というより人間として尊敬できる存在」と評するのは次男の晴雄だ。
三男・征次とともにそんな兄の活躍を、「これ以上の嬉しさはない」と喜び合う一方で、その勇姿に自身のこれからを重ねる。
「何より、自分も頑張ろうという励みになる」と弟たちが言えば、「今回、体で感じたことを、弟たちにも伝えたい。お兄ちゃんも頑張るから、早くついてこい!」と兄。

まだ出場権を持たない2人の弟も兄の後を追い、尾崎家、宮里家に次ぐ兄弟プロとして、藤島家がいつかツアーを席巻する日が来るだろうか。



  • 左から次男の晴雄、長男・豊和、三男・征次。いつかこの3人でツアーを盛り上げる!

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