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中日クラウンズ 2026

宮里優作が3差で決勝へ「一寸先は闇」45歳が説く和合攻略の鍵は?

大混戦のリーダーボードにまぎれて、今年もまたベテランの歴代覇者が決勝進出を果たした。
宮里優作(みやざと・ゆうさく)は、第2ラウンドを前日のうちに終えたが、きのうは非常に過酷な1日だった。


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早朝の7時30分予定のスタートが、雨で1時間遅れたが、「コースは見ておかないといけない」と5時半に会場入り。
眠い目をこすりつつ、8時30分まで待って10番からティオフし、雨が激しくなった11時32分の中断直前までじっと耐えたが、後半3番のボギーは3パット。

でも、宮里は「すごくよかった。悪い流れが切れたので。僕にとっては良い中断」と、悪天候すら味方に、1時間58分後の再開後は今度、強風の5、6番で連続バーディ。


5番では、「行っちゃいけない」左のラフからピン奥2メートルにくっつけた。
風が急にフォローに変わった6番では、グリーン奥に打ち込んでもアプローチでチップイン。ピンチもバーディで“しのいで”見せた。

初めて和合を制したのは、史上初の選手会長賞金王に就いた2017年大会だ。

大学後輩の藤本と並んで入った18番で、奥から6メートルを沈めて競り勝ち、飛んで、跳ねて、吠えた。
当時は、名古屋に住んで4年目の快挙でもあり、今もファンの語り草だ。

そんな歴史を築きながらも思うのは、和合の相変わらずの難しさ。
「ほんとに一寸先は闇なので。風と、グリーンとちょっとでもあわなかったら劣勢になる。いまだにわからない」と頭をひねり、「距離があったときだけピンをねらって、合わないときは狙わない。丁寧に、丁寧に、チャンス待ち」と、手探りに徹する。

「取りに行くと、どんどんツボにはまってピンしか見えなくなっていくので、和合では、視野を広く持つことがかなり重要」と、言い聞かせる。

同時に、そんな和合だからこそ「経験が生きる」との自負もある。
「行きたい気持ちを我慢して、ずっと面白くないショットをしてますけど、それは経験でそうなっていると思うし、なんとか、アプローチとパットでつないで」。

昨年大会は、大学同期の岩田寛(いわた・ひろし)と並んで1差の2位に。
応援に駆け付けた長女の萊杏(らん)さんが「おじさんも頑張っている、えらい!」と、ほめていた。

今年も、首位とわずか3差でターンした。
「地元なので。たくさん応援来てくれてすごくありがたいですし、支えになっています」と感謝こそすれ、「イメージはわかない。ほんとによく(コースが)わかっていないので。手ごたえはないです」とどこまでも謙虚に笑うが、それこそが、和合制覇に欠かせない攻略法のひとつともいえる。


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