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前澤杯 MAEZAWA CUP 2026
青木さん、成田さんを見守りながら。宮里が“ゆうさく会”を結成?! 前澤さんにもオファー
13日から、10日間も続いたプロアマ戦も無事終わり、いよいよ本戦。
23、24日の第1、2ラウンドは、普段のトーナメントではなかなか見られないペアリングも、本大会の魅力だ。
中でも注目は、アウトの第3組(8時05分)。ベテランの歴代賞金王、宮里優作(みやざと・ゆうさく)がけん引するのは、宮里が「ネクストゆうさく」と期待を寄せる若きレフティ、細野勇策(ほその・ゆうさく)と、JLPGAツアーの青木瀬令奈(あおき・せれな)さんだ。

青木さんは、男子ツアー初挑戦。
主催者から、オファーを受けた時は相当、悩んだそうだ。
「私は女子の中でも飛ばないほう。迷惑をかけるんじゃないか」。
しかも昨年11月に両足の種子骨を骨折をしており、まだ本調子とはいえない。
青木さんから相談を受けた宮里が、一番に気にかけた際にも、いの一番に「足が心配」との声が出た。
妹の藍さんも、男子ツアーに挑戦した経験があり、「女子選手が男子の試合に出るというのは大変な勇気がいること」と、宮里はより肌身で感じており、「タフなセッティングですし、今週は予選カットがないですし、男子の中に入ると急に体が振れてきて、出力以上のものを出しちゃう部分があると思うので。ケガのある状態で、体に負担をかけるのは大丈夫なのか」(宮里)。
もちろん、ご本人こそ誰よりリスクを承知の上で、最終的に出場を決断したのは「一生に一度の挑戦になると思ったから」。
たまたま女子ツアーは今週、お休みだ。
いつも練習を共にする宮里も言ったが、青木さんは「休むより試合に出たいほう。何よりもゴルフが好きだから。1日でも1ホールでもゴルフがしたい」(青木さん)。
昨年の第1回に出場し、その翌週に復活優勝を飾った菅沼菜々さんの存在も大きかった。
「菅沼本人にも聞いたら、男子はすごくプレーが早くて、自分も決断力が上った、と。実際に私も、今年のオフはケガでほとんど練習できず、飛距離が落ちていたんですけど、今週、男子と並んで練習したら、ヘッドスピードが上がって今年一番飛んでいます。びっくり」と、さっそく効果を実感している。
今週は月、火、水と開幕前日まで、プロアマ戦にも出場し、「学べるものは何でも」と、同組で回った岩田寛(いわた・ひろし)を質問攻めにしたそうだ。
開幕前からパワー全開の青木さんをキャディで支えるのは大親友で、ツアー通算13勝の成田美寿々さん。
「選手目線プラスαキャディの業務もめちゃくちゃしっかりして頼りになる」と、二人三脚しながら、「飛ばない私がチャレンジする姿を見て、彼女の中でも熱いものが燃え上がってくれたらいい」。
渾身プレーは、左親指痛で現在は戦線離脱中の成田さんへのメッセージでもある。
宮里も第1、2ラウンドは同組で2人を見守れる。「まあ、アプローチ、パターは僕よりうまいから。意外とスコアを作ってくるんじゃないか」。
宮里自身も完治の見込めない半月板の断裂を抱えながら、2人の挑戦を応援する。
ちなみに、主催の前澤さんのお名前も"友作”。「僕と、細野(勇策)と、前澤さんとで“日本ゆうさく会”を作れたらいいですね」。
大会全体の盛り上げに貢献したいのも勿論だ。
2週前の「東建ホームメイトカップ」は、マスターズのテレビ解説と重なったため、これが宮里の今季初戦。
「去年は1回くらいしか優勝争いに絡めなかったので。今年は月1回くらい絡めたらいいですね」。
女子プロの皆さんの活躍を励みに45歳も、そろりと踏み出す。












