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つるやオープンゴルフトーナメント 2008

深堀圭一郎「どんなものも受け止める、強さを見せよう」

宅急便のカウンターで送り状を書くついでにサインを求められ、気易くペンを走らせる深堀
ホールアウトするなり、クラブハウスのフロント横の宅急便のカウンターに座った。まだ3日目。次の中日クラウンズの会場に、キャディバッグを送るのはまだ早い。

「…今日のうちに先払いしておこうと思ってね」と深堀。

いつもの熱心な関西のゴルフファンに加えて、石川遼目当てのギャラリーも加わってこの日の動員数は7791人。最終日はさらなる混雑が予想される。
周辺道路も大渋滞が起こるだろう。

「明日、できるだけサっと移動できるようにね。僕って、段取りいいでしょ?!」。
得意げに語る前・選手会長に、通算6アンダーはトップ5につけていると伝えたら、「まさか、ウソでしょ」と目を剥いた。

春先は、ひどいアレルギー症状で毎年、出遅れる。特にここ山の原ゴルフクラブ 山の原コースは松が多く、黄色い花粉が大量に飛散する様が、遠くからでも肉眼で見てとれる。
今週は特にマメな投薬で、まずはくしゃみと鼻水を止めるので、精一杯だ。
「僕が、このコースで良い成績を出した試しがなかったから」と、予想もしなかった展開に本人が一番驚いた。

結局、首位の岩田とは4打差ついたが、十分に圏内だ。思いがけず、優勝争いに加わって気合が入る。
開幕前に、賞金王と話した。
これからは、石川に続く若手が次々と登場してくるだろう。
深堀も、谷口徹も今年40歳。
「そろそろ、自分たちもベテランと呼ばれる年齢に差し掛かるが、若手の勢いを受け止める強さを見せつけていこう」。
30歳代の近藤智弘らにも呼びかけて選手一丸となって、層の厚いツアーを作っていこうとの決意を新たにした。

石川遼という新星の誕生は、深堀ら歴代の選手会長が築き上げてきたものを土台にしていま、真のスターになりつつあると、感じている。
「オフの間に遼くんは、アマチュアからプロへ確かに脱皮したと思う。昨年の優勝は本物だったと思う。僕らも、しっかりと受け止めていかなくちゃね!」。



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