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コカ・コーラ東海クラシック 2008

深堀圭一郎「頂点だけ見てやる」

難攻不落と言われる三好は、「毎年、学校の試験を受けに来ているみたい」。正確無比なショット、アプローチはさまざまなバリエーションが必要で、すべてにおいて平均点以上のゴルフを要求される。

加えて深堀は「落下地点の見えない場所を想定して打つのが苦手」という。
ドッグレッグや打ち上げのグリーンが多いコースは、「つい安全策を取ってしまって・・・」。
まして、大会主催のコカ・コーラとのスポンサー契約はすでに十年をゆうに超えて、毎年思うことは、「恩返しのためにもここで結果を出したい」。
ホストプロとしての重圧は、精神力すらも試されているようで、毎年なかなか思うようなゴルフをさせてもらえない。

最高順位は2003年の16位。
昨年は、それを超える成績を狙って挑んだが30位タイ。
なかなか越えられない壁に、今年は目標を一気に引き上げた。

「今週は一番上だけ見てやる」。
最高の形でスポンサーに恩返しすることを誓った。

また予選ラウンドは、9年ぶりに三好に帰ってきた大親友の丸山茂樹と同組ということもあり、「刺激しあって、良いラウンドが出来るんじゃないかな?」といっそう気合いが入る。

先週のアジアパシフィック パナソニックオープンは、1歳と6ヶ月になる長女が、初めてコースに応援に来てくれた。
「自分の子を可愛い、なんていう人はバカだと思っていたけれど・・・」。
いざ、自分も親になれば分かる。
「もう、可愛くって仕方ない」。
目に入れても痛くない愛娘の声援を受けて12位タイと踏ん張って、上り調子だ。

そんな深堀も今月9日には40歳の誕生日を迎える。
ゴルフも円熟期を迎え、ここらで一花咲かせたい。
「石川くんと一緒に、僕も良いプレーを見せないとね」。
17歳のホストプロとともに、健闘を誓った。

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