Tournament article

ゴルフ日本シリーズJTカップ 2007

平塚哲二がアルバトロスを達成

この日2日目は日本代表ペアとのプレー。7つ下の谷原(右)とはプライベートでも気が合って、終始笑顔がこぼれるラウンドだった。
541ヤードの6番パー5。左ラフから7番ウッドで打った229ヤードの第2打は、右の土手に当たってグリーンに落ちると、そのまま傾斜を下ってカップイン。
自身初のアルバトロスは一気に3つ縮めて一時は首位に立ったが、「今日はまったくパットが入らなかった」。

せっかくのチャンスも「2パットのパーばかり」。
それも、1メートルもオーバーすると「もう入らない」。後半はボギー3つで結局7位タイに沈んだが、諦めていない。

谷原とペアを組んだ先週のワールドカップに出場したその足で会場入り。今週はひどい腰痛を訴えながらも、この日2日目の快挙達成には、コースとの因縁を感じないではいられない。

ツアー初Vが2003年の今大会だった。その年はそれまで13試合でトップ10入りを果たし、未勝利ながら賞金ランク3位で大会を迎えた。
シーズン途中には、深刻な故障や体調不良に見舞われながら、執念のフル参戦で有終の美を飾った思い出がある。

「この試合は最後やから、なんとか上位に行っとこかと思う。そしてできれば優勝したい、と」。
“鉄人”が2度目のタイトルに色気を見せた。

関連記事