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ダンロップフェニックストーナメント 2006

深堀圭一郎がホールインワン

このまま、いちども達成できずに終わるかもしれない、と思ったこともある。それだけに、「ものすごく感動するんじゃないか、と思っていたけれど・・・」。

200ヤードの6番パー3で自身初のホールインワン。5アイアンで打ったティショットは、「ほぼストレートの完璧な当たり」。
しかし残念ながら、カップインの瞬間をこの目で確認することができなかったからだろうか。

深堀の喜びは、思いのほか薄かった。

前週の三井住友VISA太平洋マスターズ3日目。
12番パー4で、残り170ヤード第2打を直接入れてイーグルを奪っていたせいかもしれない。
「免疫が出来ていたのかな。今回はなぜか、あのときよりも感動がなかった」。

むしろ、応援に駆けつけてくれた両親の前で、快挙を披露できたことのほうが「嬉しかった」と、振り返る。

このエースのおかげもあって、2アンダー単独8位の好スタート。
「この1打が、最終日に幸運を呼んでくれれば・・・」。
今季初優勝にむけて、祈るように話した。


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