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ウッドワンオープン広島ゴルフトーナメント 2005

深堀圭一郎「大会3勝目、狙ってます」

今年、はじめて日本で開催された最終予選で本戦切符を手に入れて、初出場を果たした6月の全米オープン。予選を突破して、最終日には57位という成績を残した。
その翌月曜日には息つく間もなく日本に舞い戻り、翌週のミズノオープンに強行参戦。

その狙いはもちろん、2試合連続のメジャー参戦だった。
同大会で上位4人に入れば、全英オープンの出場権が獲得できることになっていた。

時差と疲れでヘトヘトの体を引きずって会場入りした深堀は、気力を振り絞って4日間をプレーした。その様子には、まさに鬼気迫るものがあった。

結局、その夢は実現できなかったが「精一杯やったという充実感が、残りました」と、爽やかに話したものだ。
目標に向っていつも、歯を食いしばって球を打つ姿がファンを惹きつける。

この大会で、連覇を果たしたときもそうだった。
2000年、2001年大会はいずれも“八本松男”の異名を持つ王者・ジャンボを下して快挙達成。
渾身のプレーが、ファンの目に焼きついている。
「いまだに『深堀さんは“八本松”というイメージがあります』と言ってくださる方もいて。それまでどんなに調子が悪くても、ここに来れば不思議と良いイメージが出て波に乗れるのがこの大会。今年、3勝目を狙ってます」。

来週、“聖地”を踏めない悔しさを、ここ“八本松”で張らす。



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