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住建産業オープン広島 2001

「もし本当なら、選手として嬉しい」

ディフェンディグチャンピオン・深堀圭一郎が今週も好発進

 「ともかく、早く勝ちたいんです。
 毎年、前半に必ず1勝することを決め事にやっているので、こうしてまた今週、初日から良い位置にいられることは大きなチャンスと思っています。
 最近、パットの調子が悪くて、何かきっかけがつかめれば、と、マレット型だとか、ほかのパターもいろいろ使ってみたりしているのですが、結局、長年、使っているパターで戦っています。
 調子が悪いせいを、道具のせいにしたくないですからね。
 ほんの小さい試みではあるんですけど、短いパットの距離が怖くなったときは、歯を食いしばってストロークしてみたり、おなかに力を入れてやってみたり…自信を持って打てるようにと、打つときの気持ちの持ち方なんかを、いろいろ試してみてるんですよ。
 よみうりオープンのとき、ジャンボさんに言われた「手が窮屈になっているから、もう少し動きやすい構えに変えてみたら?」というアドバイスも参考になっていますね。
 それで少しずつ良くなってきてはいるのですが、まだ怖くて、手が動かず、インパクトで打ってる状態。でも、完全復活とは言い切れないですが、今日はまだ、距離のないパットの打てたほうでしょうか。

 昨年の優勝のイメージもあって、このコースは僕ととても相性がいい。
 松の木にセパレートされたたたずまいとか、ひっかけてもアプローチでスコアを作る僕にはとてもやりやすいコース。
 ここで、また何かのきっかけになればいいと思う。
 昨年、ジャンボさんは僕に負けてすごく悔しがっていたらしく、今年はかなり気合を入れて、佐野木さんを連れてきたのもそのためだ、って噂で聞いたんです。
 もし本当なら、選手としてとても嬉しいこと。
 でも、去年の1回だけじゃしょうがない。ジャンボさんも良いプレーをしてくるでしょうから、僕もまた頑張って、ジャンボさんに競り勝ちたいと思っています」

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