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ISPS HANDA 夏に爆発どれだけバーディー取れるんだトーナメント 2025

今平周吾はバーディ9個「壁を越えられた」パットで開眼

18、19年賞金王の今平周吾(いまひら・しゅうご)がボギーなしの「63」。
バーディは9個取ってきた。




スタートから勢いがあった。
10番からの4連続バーディは、いずれも3メートル前後のチャンスを沈めたもの。

今季、序盤からもどかしさを感じていたというパットがこの日は絶好調。
アップライトに構える癖を、オデッセイ社の橋本コーチの指導で、若干ハンドダウンに気味に修正することで、「バックスイングがまっすぐ出せるようになった。それがうまくハマってめちゃくちゃ入りました」と、効果てきめん。

序盤のスタートダッシュが自信となり、「イメージが出てくれて、壁を越えられた」と、気分も爽快。

「ショットはあまり波がないタイプ。パッティングが良くなれば、ショットもよくなるだろうし今日はよかった」と、グリーン上との相乗効果でショットもいっそうキレキレだった。

毎日6アンダーを目標にする中で、「きょうは貯金ができた」と、歴代賞金王の貫禄を見せた。

7月の全英オープンで、3年ぶりのメジャーに挑戦。「レベルの高さを思い知らされました。刺激になった」と、帰国後は長めの休みを取り、気分も一新。

どれだけバーディを取れるかを主眼に置く伸ばし合いの新規試合で、1差の2位発進。
通算7勝目(現在10勝)を飾った22年の「ゴルフパートナー PRO-AM トーナメント」では、3日目に「61」を記録し、通算8勝目の23年「東建ホームメイトカップ」では、最終日に自身最多の11バーディを取るなど、伸ばし合いは、嫌いではない。

「林間でセパレート系なので、狙ったところに決められる。コースも合っていると思います」。
2017年の初Vから続ける8季目優勝なら、史上3番目の連続V記録も達成される。

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