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日本オープンゴルフ選手権 2025
東照宮で“主賓”をつとめた今平周吾「何度でも出たい試合」マスターズの出場権にも意欲
今年90回を迎える本大会は開幕直前に、歴代の覇者が一同に介する。
火曜日に行われた恒例の“チャンピオンズディナー”はまず、随一のパワースポット「日光東照宮」の客殿で乾杯。
「パワーを感じました」と、勝負運をチャージしたあと、ディナー会場の市内レストランへ。
昨年覇者の今平周吾(いまひら・しゅうご)は主賓席で青木功(1983年、97年)や、中嶋常幸(1985年ー86、1990年ー91年)ら、そうそうたるメンバーに囲まれ「緊張しましたけど、昔のお話をお聞きしたりして、楽しい時間を過ごせました。お肉も美味しかったです」。
充実の時間を過ごした。

ここ日光カンツリー倶楽部で大会が行われるのは2003年以来2回目、直近の試合としては2021年の「日本プロ」以来。
今平のご両親が、メンバーさんだそうで、今平もジュニア時代から、ラウンド経験がある。
先週も、試合の下見で回った。
「ラフがしっかり長くて、グリーンも硬めなので、結構気を使いながらやっていかないと。グリーンも、山からの傾斜があるので、その辺もけっこう難しい」。
オープン仕様のセッティングを警戒しつつ、「だいぶ調子は上がってきましたので、今週は1打でも少なく。1日1日やっていきたいです」と、静かに意欲を示した。
東京ゴルフ倶楽部で行われた昨年大会は、後続の木下稜介(きのした・りょうすけ)の17番でのチップインバーディを知りながら、最後18番で、20メートルを沈める1差逆転の地元Vを達成。物静かな選手が勝利の瞬間、咆哮した劇的シーンは今も語り草だ。
今年から、全英オープン(最上位者)に加えて、勝者にマスターズの出場権が付与されることになり、「モチベーションがあがります」。
昨年覇者もおのずと燃える。
マスターズには、初めて賞金王に戴冠した2018年の翌年から2年連続で出て、2度目の20年に44位の成績を残した。
「コースや会場の雰囲気に感動しました。何度でも出たい大会のひとつ。また出られたら、前回以上の成績を残したい」。
本大会史上6例目(8人目)の快挙にむけて、思いを巡らせていた。
⛳過去の連覇達成者
1929年、30年 宮本留吉
1935年、36年 宮本留吉
1977年、78年 セベ・バレステロス
1985年、86年 中嶋常幸
1988年、89年 尾崎将司
1990年、91年 中嶋常幸
1999年、00年 尾崎直道














