Round48:00 霜の為、スタート時刻を20分遅延(8:30→8:50)
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BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ 2025
小木曽喬が「65」で示した成長のあと「4日目もできる」先輩・川村にも励まされ
宍戸に落とし物を取りに来た。
小木曽喬(おぎそ・たかし)が6バーディと、ボギーはこの日、486ヤードのパー4に設定された難関の2番だけ。

「ショットもパットもよかったですし、あまりピンチもなく、むしろもっと伸ばせた」と、むしろ2オンの3パットに終わった6番パー5のパーを惜しみ、220ヤードの2打目を、クリークで1メートルにくっつけた9番など、「きょうはショットで獲れたバーディが多かった」。
練習日に、堀尾コーチと「トップをレイドオフにした」というショットの修正が、さっそく奏功した。
大会初出場の2017年は「ロケーション負けするというか、普通のコースじゃない難しさ。最初出た時は一生予選を通れないと感じた」と、尻尾を巻いた宍戸でこの日は大会での自身のベストスコアを更新し、「技術が上ってきたからこそと思うし、慣れも大きい」。
初日の「65」に、成長の跡を示した。
今週、6年ぶりに日本ツアー参戦する川村昌弘(かわむら・まさひろ)は、福井工業大学附属福井中、高の先輩。
川村が、欧州・DPワールドツアーに移籍して以降は一緒に回る機会もなかなか持てなくなったが本大会で川村が、両手首の手術から復帰する、と聞いてすぐ連絡。
練習ラウンドの“予約”を取り付けた。
昨年の本大会も、3日目を首位で出ながら最後12位に終わった。練習ラウンド中に、「3日目の途中までよくても4日目に崩してしまう」と、川村に悩みを打ち明けたら、「大丈夫。3日間できない人もいっぱいいる。3日間できたら4日目もできる」。
ポジティブな即答に励まされた。
川村に憧れて、プロ入りを決意した経緯もあり、「川村さんと回るといつも初心に戻れるんです。川村さんの怪我のおかげで久々に回れてよかったです」と、初日の好発進に感謝した。
昨年は、最終日を最終組で出ながら、岩田と石川とのプレーオフすら加われなかった。
「本当に悔しい思いをしましたが、それが初優勝につながった」と、すぐ翌週の「ハナ銀行インビテーショナル」で発奮。
悲願のツアー初Vを、韓国開催で達成し、次の目標は日本で2勝目を飾ること。
5年シードのタイトル戦なら、昨年大会の雪辱も果たせる。















