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〜全英への道〜ミズノオープンatザ・ロイヤル ゴルフクラブ 2019

再渡米前の賞金王が、疲れも見せずに上々の滑り出し

過密スケジュールも、26歳の賞金王はすこぶる元気だ。今平周吾が初日の怪物コースで3アンダーと、上々の滑り出しだ。

先週は、全米プロから帰ったばかりの関西オープンで初日に首位タイに立つなど上位争いした。
明けて翌月曜日は全米オープンの出場権をかけて、1日36ホールに挑むと、みごと2位通過。2年ぶり2枚目の切符をつかんだその日は、いったん都内の自宅に戻って夜10時から、朝の10時までたっぷり半日の睡眠を取ったという。

「火曜日も家でゆっくりして、水曜日にコースに来ました。疲れは取れた」とチャージは完了。
すべて奥のティを使えば8000ヤード超のセッティングとなる今週の史上最長コースも「海外に近い感じ。いい練習になる」と、好んで臨む。

海外でも通用する高弾道の飛距離アップを目指して取り組む中で、いま取り入れているのは全米プロの練習場で目に留まった米1勝のダニー・リー(NZ)のスイングという。

トップからダウンスイング時に一度、沈みこませた姿勢を、インパクト時に伸びあがらせる独特の動きは「あそこまではできないですけどあたりが薄くても、飛んでくれるしアイアンの球が高くなり、ドライバーも飛ぶようになった」と、効果を見せている。

7月の全英オープンの出場資格はすでにあり、今年メジャーは初のフル参戦。「毎年、出る回数が増えているので、成長していることを実感する」とはいうものの、通算5回の出場でメジャーでの予選通過はまだひとつもない。
翌週に控えた今年3度目の渡米を前に、日本でひとつ結果を残して行きたいところだ。

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