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マイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメント 2019

今平周吾の1位奪還計画

再び頂点に立つための決断を、みごと結実させるか。今平周吾が最後のイーグルで、単独首位に躍り出た。

3日目はスタートの1番を皮切りに、6つのバーディ。さしたるピンチもなく危なげないゴルフに見えても、序盤はジリジリとしていた。
「ショットも、パットも昨日、一昨日よりはイマイチ。一筋違う感じで、前半はなかなかチャンスも入らなかった」。

3アンダーで折り返した後半、転機は終盤に訪れた。
15番のパー5で迎えた11メートルのイーグルトライで、感覚をつかんだ。次の16番パー3で7メートルを沈めて連続バーディとした。

18番、525ヤードのパー5は190ヤードの2打目を、6アイアンで5メートルに2オン。このチャンスを沈めて「最後のイーグルが、多分デカいです」。

最終日を前に、1打差の首位で今季2勝目をにらむ。

今週は、賞金1位のチャン・キムや同3位の石川遼など、ランク上位が軒並み中国・上海で行われている世界ゴルフ選手権「HSBCチャンピオンズ」に出場。
賞金2位の今平にも資格があったが、あえて日本に居残った。

2週前からゴルフの調子を崩して、ショットも試行錯誤中。
先週の「ZOZOチャンピオンシップ」を59位で終わるまで、1勝を含む7試合でトップ10を続けて、疲れもあった。
「今の状態では海外に行ってもいい結果は望めない。それなら優勝の可能性がある日本でやろう」との決断が、吉と出た。

この日は、小平智のコースレコードタイ記録の10アンダーにも刺激を受けた。
「ボードで見てすげーなって。少しでも近づければ」。
終盤の追い上げで、思惑通りのV争いにこぎつけた。

2年連続の賞金王を狙っている。
「そのためにも今年は2勝以上を目標にしていた。いい位置にいる。チャンスがあるときに頑張りたい」。

ブリヂストンオープンで今季1勝を飾り、今年初の賞金1位に立ったがすぐ翌週の日本オープンで、チャン・キムにあっさり抜かれた。
キム不在の今週は、奪い返すチャンス。
「勝ちたいですね」。
いつもの静かな言葉に闘志を秘めた。

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