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ブリヂストンオープンゴルフトーナメント 2019

2日早い最終日の最終ホールを想定。今平周吾が単独首位に

通算10アンダーの首位タイで迎えた2日目の18番パー5。今平周吾は、2日早い最終日最終ホールのつもりで、グリーンに上がった。
「もし今日で終わっちゃったら、タイになっちゃう」。
突如、降り出した大雨の中で、12メートルのイーグルトライ。
静かに気合を入れた。

12日・土曜日の3日目が、中止になると知らされたのは、この日のスタート前だ。
予報では、台風19号の勢力は大きく、翌13日の日曜日にも影響が及ぶ可能性もある。
「台風が来て、もしかしたら今日で終わってしまうかもしれない」。
万一、最終日も中止になった場合を今平は考えた。
「最後、バーディならトップで抜ける」。
雨中で迎えた12メートルのイーグルパットはカップまで、30センチにしっかり寄せた。
タップインで流し込んだ。
4バーディの67は、2日連続のボギーなしを記録。
台風が来る前に、1打差の単独首位獲りを成功させた。

12年の谷口徹に次ぐ大会史上5人目の連覇に向けて、一歩大きく前進した。

「このままもし、終わって優勝でもそれはそれで嬉しいし、大会としては、最終日もやって3日間で優勝者が出るのが一番盛り上がる。最終日もやりたいな、という気持ちもある」。
いずれにせよリーダーとして、気持ちを緩めず週末を過ごす。
「天候のこともありますし、明日はホテルでゆっくりすると思います」。
中止の1日は完全休養にたっぷり充てて、今度こそ今季初Vの秘策を練る。

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