初日は4オーバーの100位タイ。大きく出遅れ、主催者を震撼させたビリケンさんが、上位争いに加わってきた。

ボギーなしの65で回って、どうにか生き残った2日目に続いてこの日は66を出して暫定6位タイまで上がってきた。

大会の開催と合わせて都内で本間ゴルフの「TOURWORLD TW737」シリーズの新モデルの発表会が開かれたのが3日月曜日。
ちょうどその日に、開催コースで行われた予選会「マンデートーナメント」で中学2年生の久常涼さんが本戦出場を果たした。

発表会でも大いに話題になり藤本も、「中学生には負けません」と、リップサービスのつもりだったが、久常さんがなんと初日に1アンダーで回ってきた。

いま改めて、それを思い返して「ゴルフは4日間ですから」と一応は、もっともらしく、胸を反らせてみたもののすぐにぷっと吹き出し「うそうそ、1日でも負けは負け」と初日の出遅れが、大事なホスト試合で大きな足かせになったのは、確か。

「初日の成績を考えると、トップ10に入れればいいほうだったが」。
上とは少し差があるものの、「お世話になっている以上、少しでも上位で」。一度は諦めかけてた恩返しのチャンスも巡ってきた。

• 藤本 佳則
• 久常 涼