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〜全英への道〜 ミズノオープン 2016

ふいに転がり込んだ全英切符。谷原秀人が8年ぶり5度目のリンクスへ!

原田さん(中)と力を合わせて勝ち取った全英切符。地元広島県尾道市のお店で忙しいお母さんも応援に来てくれた! ありがとう〜。
週に2つのメジャー切符はふいに転がり込んだ。「こんなこともあるんですね」と本人も呆気顔だ。今思えば、18番のバーディパットがデカかった。
2.5メートルを沈めて通算9アンダーで上がった時には6位タイ。
「半ば諦めていた」。
上位4人に送られる全英切符もノーチャンス。諦めて、帰ろうとしていたら、呼び止められた。最終組のヘンドリーが、16番から連続ボギーを打ったという。18番のパー5も、平凡なパーで終わったという。

優勝した金庚泰 (キムキョンテ)は、すでに有資格者。2位タイの市原と、今平と李に続いて、切符の最後の1枚を獲るのは通算9アンダーにつけた4人のうち誰か。

タイスコアの場合は、前週までの世界ランクの最上位者に、権利がある。
ヘンドリーは同ランク340位だった。高柳は同1788位。小平は163位。114位につけていた谷原に、転がり込んだ。

今週は23日月曜日に兵庫県の東広野ゴルフ倶楽部で行われた全米オープンの最終予選を、みごと勝ち抜いてきたばかりだ。1日36ホールの長丁場を戦い抜いて、迎えた今週は一気に2つ目のメジャー切符を手にして、大親友への感謝も増す。

今週、バッグを担いでくれた原田真由美さんは、地元・広島の少年野球時代からの幼なじみで、開催コースの瀬戸内海ゴルフ倶楽部では8年のハウスキャディ経験があった。
コースを熟知したアシストと、気心の知れたあうんの呼吸に後押しされた。
「真由美のおかげ」と、心から言った。

全英オープンの週はすでに、女子ツアーでキャディをすることが決まっているそうだし、昨年新婚ほやほやの原田さんには7月の渡英もなかなか厳しいスケジュールだろうと承知の上で、自身8年ぶり5度目のリンクスコースも、ぜひ一緒に歩いて欲しいと谷原は思っている。「今回は彼女と勝ち取った出場権なので」。
最古のメジャー戦での再タッグも、今後の交渉次第だ。

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