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選手会会長・谷原秀人より1年のご挨拶

いつも男子ゴルフに温かなご声援を送っていただき誠にありがとうございます。

ジャパンゴルフツアー選手会会長の谷原秀人(たにはら・ひでと)です。

今年も1年、支えてくださったスポンサーのみなさま、関係者のみなさま、ボランティアのみなさまと、いつも変わらず応援してくださるファンのみなさまに、選手を代表して心より御礼申し上げます。

誠にありがとうございました。

今年も無事、レギュラーツアーは25試合、チャレンジトーナメントのACNツアーは13試合の全日程を終了することができました。

特に、ACNツアーは株式会社ACNホールディングス様のサポートをいただき、また、ポイントランキング制度を導入して最初の年。

私個人としましても、その展開に注目する中、若原亮太(わかはら・りょうた)選手が初代の年間王者に就き、また上位選手のうち、出利葉太一郎(いでりは・たいちろう)選手と、福住修(ふくずみ・しゅう)選手、そして古川龍之介(ふるかわ・りゅうのすけ)選手の3人が、同時にレギュラーツアーの賞金シードを獲得するなど、ハイレベルな戦いが繰り広げられ、改めて、チャレンジトーナメントの意義を実感する結果となりました。


若原選手が初代王者につきました


株式会社ACNホールディングス様をはじめ、各大会の主催者のみなさまに感謝申し上げます。誠にありがとうございました。

そしてレギュラーツアーでは、なんといっても11人もの初優勝者が誕生。さらに、その初優勝者の中から賞金王が誕生するという、まさにこの1年を象徴するクライマックスとなりました。


金子選手は今季初優勝からの初賞金王を達成しました


また、賞金王の金子駆大(かねこ・こうた)選手が戴冠の翌日に渡米。PGAツアーの最終予選会に挑戦し、石川遼(いしかわ・りょう)選手と、杉浦悠太(すぎうら・ゆうた)選手と共に、来季の米二部コーンフェリーツアーの出場権を獲得しました。

賞金王の翌年に海外挑戦という流れが22年度の比嘉一貴(ひが・かずき)選手から続いており、これも新時代を象徴するようで、喜ばしい限りです。

若い選手はみな頑張っています。ますます入れ替わりが激しさを増す中で、30代、40代の選手も奮闘しています。

各大会の動員数も目に見えて増え、それぞれ推しプログッズを手にロープの外から送ってくださるみなさまの熱い声援が、選手の闘志をますます掻き立てています。本当にありがたい限りでございます。

私事ではございますが、22ー23年に続く2期目の会長就任から、早いもので、任期の最終年度もまもなく満了を迎えようとしており、今つくづくと感じますのは、選手会にも着実に世代交代の波が来ているということです。

シーズン最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」の最終日と、翌日の年間表彰では選手会長からご挨拶をさせていただくのが恒例ですが、今年はあいにく体調を崩してしまい、私の代わりにスピーチをしてくれたのが、副会長の阿久津未来也(あくつ・みきや)選手でした。

阿久津選手は選手会主催大会の「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」で大会実行委員長としても奮闘してくれました

阿久津選手はいつも率先して役職をこなしてくれ、選手会でも頼れる存在です。
非常に立派につとめてくれたと聞き、とても嬉しくまた、頼もしい思いでいっぱいになりました。

次世代は着実に育っております。
みな男子ゴルフを少しでも盛り上げたいと、懸命に努力をしています。これからも引き続き、暖かく見守っていただければ嬉しく思います。

今月21日に、ジャンボ尾崎さんがお亡くなりになりました。
男子ゴルフのみならず、日本のゴルフ界にとっても大きな大きな存在を、私たちは失いました。

ジャンボさんが全身全霊をかけて私たちに伝えてきてくださったこと、身をもって教えてくださったことを忘れず、ますます一丸で頑張っていかなければならないと、気が引き締まる思いです。

来年も、今年以上にエキサイティングなプレーと感動を、お見せできると思います。
引き続き、男子ゴルフへのいっそうのご声援を、なにとぞよろしくお願いいたします。

みなさま、良いお年をお迎えください。

ジャパンゴルフツアー選手会会長・谷原秀人

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