記事
フォーティネット プレーヤーズ カップ 2025
谷原秀人が第1回を総括、今後の課題
主催のジャパンゴルフツアー選手会の会長で、大会会長の谷原秀人(たにはら・ひでと)は、表彰式のプレゼンターとして、最終日の会場にかけつけ、初代覇者の誕生を喜んだ。
佐藤大平(さとう・たいへい)が、プロ11年目の初優勝を達成したが、「ほかにも、初優勝がかかっていた吉田(泰基)選手も最後までわからないプレーで2位に入ってくれたし、非常に良い展開だった」と、目を細めた。
最終日には、特別協賛社の「フォーティネットジャパン合同会社」の米本社「フォーティネット(Fortinet, Inc.)」から、創業者のケン・ジー(Ken Xie)取締役会長兼CEOもご来場。
昼食会で、谷原も少しゆっくりとお話する時間が持て、「会場の雰囲気や、ゲームの内容など、とても喜んでくださっていた」と、大会としても手ごたえを得た。
「選手とファンがかつてなく強くつながる大会」をテーマのひとつに立ち上げた第1回。
「良かった点、足りなかった点は、これから検証しなければいけない。お客さんにもっと足を運んでいただくことも今後の課題」。
期間中だけでなく、そこに至るまでのPRやファンサービスや、イベントの開催も要検討。改善や大会のさらなる向上も見据える。
「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」に続く主催大会は、やっと第1回にこぎつけたばかり。
「試行錯誤を重ねて、ここからより良い大会に成長させていければ」と、思いも新た。
一方で、谷原が目を細めたのが、年下の選手たちのロープ外での奮闘だ。
ファンのみなさまへのアンケートから生まれた場内の案内ボードは、選手会理事で、大会実行副委員長の岩﨑亜久竜(いわさき・あぐり)が、一部を監修した。
選手会副会長で、大会実行委員長の堀川未来夢(ほりかわ・みくむ)は、選手とギャラリーを分けるローピングを極限ぎりぎりで近づけることで、男子プロならではの迫真のプレーをより近くで体感できるようにするなど随所に工夫を凝らした。
「(石川)遼や、阿久津(未来也)もそう。みんな、本当に高い意識や意見を持って取り組んでいて、みんなで一緒にやろうよという雰囲気がますます出てきている。非常に良い環境になっていて、選手会としても、非常に成長していると感じる」。
年下の選手たちの熱意と行動力が、谷原には頼もしい。
「僕らベテランは少しずつ一歩引いて。これからは若い選手たちが、このまま良い形で引き継いでいってくれたら」(谷原)。
第1回を契機に、選手会の世代交代にも期待を寄せた。














