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平塚哲二も輪厚で“開幕戦”!!

“哲兄(てつにい)”が、ほぼ1年ぶりに、ツアーに帰ってきた。ホストプロの石川と同様に、平塚もまた、輪厚で“今季初戦”を迎える。

昨年は、10月のトップ杯東海クラシックの初日に棄権をしたあと「マイナビABCには、観戦に行きましたよ。最後の挨拶をしに」と、ちょっぴりどきっとするようなコメントは、つまり昨年はそのまま、シーズン最後までツアーを休むと決断して地元開催の大会で、仲間にその報告をしに行ったということらしい。

左腕のひどい痛みは2年ほど前からずっとあった。それでも、過去に肋骨骨折をしながら勝利したこともある“鉄”の男は、欠場することをよしとせず、無理をして試合に出続けたことが、災いしたようだ。

昨年の今頃はもう、クラブを握ることすらままならなくなっており、「ドライバーで3、40センチだふったこともある」と、ガハハと豪快に笑い飛ばした。

しかし当時はとても、笑うどころではなかった。一度、テニス肘と出た診断も、何をやっても症状は改善せず、医者を渡り歩いても、どこも同じ診断で「このままリハビリを続けるか。思い切って手術をするか」。そう言われるばかりで、いよいよ決断。2月にメスを入れて、筋肉に炎症を抑える薬を注入することになった。

だが、いざ患部を開いてみると、実は骨折をしていることが分かったのだ。
「痛いのに無理をした時期に、折れていたみたい。痛みの原因はそれだった、と」。原因が判明して手術が終わり、するとそれまで23を切っていた握力が、あっという間に30まで回復した。
5月にようやくクラブを握り、この夏にはラウンドも出来るようになった。無理をすればすぐに痛みはぶり返すが、それでもピーク時を思えば楽である。

試合中のケガを公傷とみなす特別保障制度の適用を受けて、やっと戻ってきたツアー。「嬉しいですね」。整備の整ったトーナメントのグリーンが、久しぶりに目にまぶしい。
「通常営業の地元のコースでずっと練習していましたけど、やっぱりツアーのグリーンはキレイやからよう入ります」と、ニヤリと笑った。

今季は出場可能な5試合で、まずは中途になったままの昨年のシード権を確保したら、そこからようやく改めて、今季のシード入りを目指すことになるが「ここで勝ってしまえば、いっぺんに済むんですけどね」。
療養中は医者に止められ、術後数日はやむをえず“休肝”したが、すぐにまたしこたま飲み歩いていたという哲兄。いざ戻ってくればますます豪快に、復帰Vを狙っている。

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