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Thailand Open 2013

タイランドオープン2日目はサスペンデッド

なんとかこの日のうちに第2ラウンドを回り終えてほっと安堵の藤本だ
ワンアジアとジャパンゴルフツアーとの初の共同主管で行われている「タイランドオープン」は、午後から激しい雷雨に見舞われ現地時間の14時17分から2時間23分の競技中断を余儀なくされた。

この影響で18時33分に、第2ラウンドのサスペンデッドが決まった。

波乱の中で、日本の若きホープが粘った、耐えた。
10番ホールのティショットを打った直後に中断に見舞われた藤本佳則は、その時点で通算スコアは5アンダー。
ハイスコアの戦いに、予選落ちの危機が頭をよぎりながらも中断中はクラブハウスのレストランで、先輩の谷原秀人と他愛ないおしゃべりで時間をつぶして、リラックス。

再開後も、余計な気負いもなくコースに舞い戻った。
10番はパー5で2オンに成功して、楽々バーディで勢いに乗った。14番から連続バーディのあとの16番では、残り235ヤードの第2打を、2番のユーティリティで右5メートルのイーグルチャンス。
これを沈めて完全に息を吹き返した。

通算10アンダーまで戻して、11位タイまで浮上したこと。
またこの日のうちに、第2ラウンドを回りきれたことは大きい。

残り競技は、翌日16日土曜日の、早朝6時40分から再開する予定だ。
「でも僕は、明日はゆっくりと寝てられる」。
日没による、サスペンデッドを告げるサイレンは、18番ホールのプレー中に鳴った。すでにティショットを打っていたから、当該ホールはホールアウト出来る。
夕闇の中で、右奥からのアプローチを寄せて、最終ホールも危なげなくパーパットを決めた。

暫定首位とは、3打差で迎える第3ラウンドは、9時50分からスタートする予定で、この日はバンコク市内で一晩ゆっくりと鋭気を養える。
「頑張らんとあかんなと思います」。
週末のタイで健闘を誓った。



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