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ダンロップフェニックストーナメントチャレンジinふくしま 2025

新しい自分の完成型はもう間近!? 藤本佳則が首位と1打差の3位タイスタート

先週の『ISPS HANDA夏の決戦・誰が一番強いんだトーナメント』で約6年半ぶりの予選通過を果たし、最終的には16位タイで4日間を戦い抜いた藤本佳則が今週も好調だ。

 

この日は8バーディ、1ボギーの65。最終ホールのボギーは本人も不満が残るところだが、それでもゴルフの感触は悪くない。首位とは1打差の3位タイと好スタートを切った。

「ショットもぼちぼちでパットもまあまあ入ったかなという感じです。多分やってきたことができ始めているんじゃないですかね」。

 

6年ぶりの予選通過という数字が物語っているように、長く第一線に戻れていない。レギュラーツアー2勝の実績を持っているだけに復活が期待されるが、スランプに堕ち至った選手によくあるのが良かった自分に戻ろうとすることだ。藤本の場合は、確かに調子を落としたことは事実だが、良かった頃の感覚を取り戻そうとするのではなく、新しい自分を作り上げようとしている。

「やっぱりデビューしときと比べて、体も筋力の強さも違いますからね。今の方が強くなっているし、そういう意味でコーチ(阿河徹)とずっとやってきたことがちょっとずつできるようになってきたんだと思います」。

 

体の変化や年齢に応じてスイングをマッチさせることは並大抵の努力ではできない。それを心を折らずに根気良く続けてきた物だけが新しい自分に出会える。新しい藤本佳則のゴルフの完成はもう間も無くかもしれない。


 

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