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ISPS HANDA 夏の決戦・誰が一番強いんだトーナメント 2025
ISPS所属の藤本佳則が3位タイ発進。12、13年にツアー2勝
日没間近のコースが沸いた。
初日を8バーディ、1ボギーの7アンダー「65」でまとめ、3位タイ発進を決めた藤本佳則(ふじもと・よしのり)も、主催の一般社団法人国際スポーツ振興協会(ISPS)の所属プロ。

筆頭の大学先輩、谷原秀人(たにはら・ひでと)と共に古参である。
主催者にとっても馴染みの顔がリーダーボードに登場するのは本当に久しぶりだ。
「スコアを考えずにそのホール、そのホールを集中していたら、良かったです。きょうのようなゴルフは自信になる」と、復調の兆しも見える好発進となった。
かねてより、地元関西のシンボルタワー「大阪通天閣」に住む幸運の神様「ビリケンさん」によく似ているといわれて親しまれた。
変わらぬ笑顔に、駆け付けたファンも安堵した。
2012年の「日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hills」でデビュー5戦目の初優勝を飾り、2013年の「TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN Central」で2勝目を挙げた。
2019年まで8シーズン連続で賞金シードを守ったが、コロナ禍の2020年に左手親指を痛め、さらに2021年には左肩を故障し陥落。
その後、レギュラーツアーでは一度も予選通過がなく月日は過ぎた。
「だいぶ経ちまたね」と、苦笑いもこぼれた。
今季は主戦場のチャレンジトーナメント(ACNツアー)で復活の手がかりを探る中、先週から主催者推薦をいただきISPSシリーズで、北海道連戦に臨んでいる。
「調整は試合でしかわからない部分がある。そういう機会を与えてくれた半田会長には感謝ですね」と頭を下げ、「ゴルフは4日間なので。1日良くてもダメですから。1打1打集中して頑張ります」。
気合を入れなおした。














