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宇部興産オープン 2000

◆ 「発展途上の段階で勝てたことが嬉しい」

9月に挑戦した米ツアー、
深堀圭一郎は、そこで得たものを生かしてV

 深堀圭一郎は、9月に挑戦したカナダオープン(7―10日)で、米ツアー自己最高の 10位と大健闘。そこで得たものは「まわりが見えなくなるほど真剣にボールを追いかけていた自分」だった。

 「日本でやっているうちに、いつのまにか夢を失っていたような気がしたんです。気持ちがマンネリ化して、目標も見失いかけていたんですね。そんな僕にとって、あの 2週間は新たな夢を見極めるのに、非常に大切な時間でした」

 アメリカでは、ロッカールームに行っても、どう振舞っていいかわからずオロオロするばかりだった。コースセッティングもガラリと変わり、慣れない環境の中、生半可な気持ちでプレーしても通用するはずもない。
 また、自分よりも体格のいいプレーヤー達に混じって結果を出すために、体力面の強化も課題として残った。

 「1打1打に、それこそ魂を込めるくらい真剣に打ち、やるべきことには気持ちで逃げず、強気でやらなくては良い結果はだせないのだと肌身に感じたんです。
 そのためには、試合中にいかにしてテンションを上げ、レベルをあげていくのか―。
 それと体の鍛え方。僕は背中が弱いのですが、そのウィークポイントをどう補っていけばいいだろうか、とかね。丸山とか直道さんにもいろいろ聞きながら、変われることはなんでもやろうと、いろいろ試していた段階でした。
 今回は、まだその結果が出たわけじゃない。発展途上の段階だったわけだけれど、そんなときに勝てたことはとても嬉しい。昨日も少し、背中が張って痛かったけど、それでも前向きな気持ちでプレーできたことは大きかった」

 そんな深堀の夢は、やっぱり、アメリカ。
 この優勝で、3年シードを得た2001年からは、「腰を据えて挑戦していきたい」と、宣言した。

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