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ドラッグストア・コスモスカップ 2026
岩田に火をつけた。勝亦悠斗の最後のファイト
勝俣悠斗(かつまた・ゆうと)が18番で見せた最後のファイトとビッグパフォーマンスが結果的に岩田に火をつけてしまった。
これが決まればプレーオフのチャンスも、という場面。
「登って、最後下って、最後ストレートで入った」と、6メートルのバーディパットがカップに沈んだ瞬間、自然と出た唸り声と、プロでキャディの山浦太希と交わしたハイタッチを見た岩田は、「このやろう…って、思いましたよ。あれがなければ僕は入ってなかったかもしれないです」。
自身も3メートルを入れ返したウィニングパットをそう振り返っている。

「岩田さんも入れるだろうな、とは思っていましたが、並んでプレッシャーをかけられたのは少し成長だし、よかったかな、と思います」と、勝亦は言ったが1差の2位には悔いもある。
初日からずっとついて歩いてくれた妻の里紗さんと、4歳の陽菜ちゃんの顔を見るなり、涙がこぼれた。
泣きながら、18番グリーンを下りてきたところで堀川未来夢(ほりかわ・みくむ)に「凄かった。あのハイタッチは強すぎた。肩、大丈夫?」と、冗談交じりに労われて「寛さんが強すぎました」と、赤い目をして笑い返した。
スタートの5打差を追い、ハーフターン時は6打差。
「諦めてはなかったですが、相当事件がないとチャンスがない」。
このまま、安全に2位狙いなら、初シードのチャンスはある。
そう思いながら入った後半は、岩田のダブルボギーや2ボギーもあり、あれよと差が縮まった。
好機の到来に合わせて昨季、稲森佑貴(いなもり・ゆうき)の10季連続を阻止してフェアウェイキープ1位を獲ったショット力がますます冴えた。
「飛距離だったり足りないものが多いゴルファーなので、その分ドライバーの安定性やパターで勝負している」。

終盤の15番から、立て続けにピン2~3メートルにくっつけた。
「頑張って、自分もチャンスにつけましたが、難しいピンポジが多くて。狙ったら3パットになっちゃいそうなところについていたので決め切れず、打ち切れず。あれを決められたらもっとプレッシャーをかけられたのかな」。
とりこぼしを思うと、涙が出てしまう。
「岩田さんなら全部、入れただろうな」と、自分の弱さを思う。

寸前までベテランを追い詰め、自己ベストの2位で、初シードには大きく近づけた。
「やれるかもしれないと思わせてもらったし、2日続けて最終組でまわってそういうゴルフができたのは、自信になる」。
地元の静岡県富士市の出身で、コースまで30分ほど。今年から所属契約を結んだ地元企業の「コヤマ・ミライエ」の社長さんも駆け付けてくださった。
「皆さんの前でいいプレーを見せれたな、とは思いますけど、今は『悔しい』が勝ってしまう」。すぐには整理がつかない。













