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i Golf Shaper Challenge in 筑紫ヶ丘 2026

激戦後も自らピンを刺してコースに一礼。加藤金次郎が最年少Vで貫いた礼儀と16歳の素顔

偉業を達成した16歳は、プレーオフ2ホールの激戦を勝ち抜いてもひじょうに冷静だった。
現役高校生プロの加藤金次郎(かとう・きんじろう)は、2メートルのチャンスをウィニングパットにした。

自然発露のガッツポーズが飛び出したが最初の1回きりだった。
すぐに笑顔を消し、対戦相手の玉城海伍(たまき・かいご)と真摯に握手を交わした。グリーンサイドのさおに気づいて拾い上げると自らカップに刺して、コースに一礼した。

先輩プロから大量の水を浴びた際にはさすがに素顔が一瞬のぞいたが、必要以上にハシャぐことはなかった。
歓喜の時さえ貫く日ごろのルーティンに、筋が通った意志の強さが伺い知れる。



    3打差の4位タイから出た最終日のプレーも冷静沈着。
    ボギーなしの5バーディで、1差に詰め寄った本戦最後の18番。
    「いい位置にいるな、とは思っていた。17、18番どっちかで取れればと思っていたけど17番で獲れずに、18番ではなんとか、と…」。

    54度のウェッジで狙った残り94ヤードの2打目は、「左のほうがちょっと広かったので、左に打って、右に行ってくれれば」と願いはしたが、「まさか入るとは」。

    土壇場のショットインイーグルで一瞬、単独トップに立ったが余韻はなかった。
    急いでプレーオフの準備に取り掛かると、通算16アンダーで並んだ玉城との2ホール目に30歳を撃破。

    その後の取材で「僕がいうのもおかしいですが…」と、丁寧に前置きし、「玉城さんも3日間いい感じで来ていたと思うので。なんとか、バーディで決着つけたい。2ホールやって(決まらなければ)ピン位置が変わると聞いていたので、なんとか2ホールで決めたい、と思っていて…」。

    グリーン奥に外しながら、しぶとくパーを拾って次につないだ1ホール目もまた、ひじょうに落ち着いていた。


    15歳139日目の昨年9月に最年少プロ宣言し、同週の「パナソニックオープン」で15歳142日の最年少デビューを飾り、昨季QTはサードで敗退しながら、ACNツアーは昨季の2試合を合わせて、出場5試合目に達成した16歳44日での最年少V。

    「今年は、推薦出場がメインでしたし、出たい試合には出られなかった。この1勝で(ACNツアーは今季これから)全試合、出場権を勝ち取れたのが嬉しいです」。

    この1勝で、「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品(7月2日ー5日、西那須野CC・栃木県)」と、「Sansan KBCオーガスタ(8月27日ー30日、芥屋GC・福岡県)」の出場資格も勝ち取り、レギュラーツアーにも活路を開いた。


    昨年のACNツアー開幕戦「Novil Cup」で@武田紘汰さんが記録していた17歳96日を抜いたが「年齢は全く意識していない」という。

    ただ、会場に来れば誰もが先輩。
    「挨拶はしっかりしよう、というのは心掛けています」。

    礼儀の限りを尽くして偉業を達成。
    「この優勝をきっかけに、ACNツアーからレギュラーツアー、そして世界へ羽ばたいていけるような選手になりたいです」と、堂々スピーチ。

    プレー後の取材もしっかりと受け答えをしながら、ぶるっと震えたスマホにちらっと目をやり「ヤバっ、連絡…w」。
    溢れかえるお祝いメッセージには、思わず16歳の声が出た。

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