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ACNチャンピオンシップゴルフトーナメント 2025

中学生プロ・加藤金次郎が、15歳185日のプロ最年少予選通過を達成

9月22日に、15歳139日目の史上最年少プロ宣言したばかりの加藤金次郎(かとう・きんじろう)が、15歳185日目の大会2日目に、レギュラーツアーで初の予選を突破。
プロとしては最年少記録を樹立した。




上位60人の決勝進出を目指して、イーブンパーの45位タイから出たこの日は、インスタートの10番から3連続バーディで一気に圏内へ。
「流れに乗って1日安定したプレーができた」と、最後9番も、145ヤードの第3打をピン1.5メートルにくっつけるバーディ締め。

先週の日曜日に、きゅうきょパットコーチの橋本真和さんに、ラインよみの技術のひとつ「エイムポイント」を教わったことで、かねてより好調のショットに加えて、グリーン上でも覚醒。
「ラインを決めて打てるようになったことがひとつ大きなきっかけ」と、通算3アンダー・23位タイでの決勝進出を決めた。

チャレンジトーナメントのACNツアーでは、今季出場2試合とも決勝に進んでいたが、レギュラーツアーとしては自身初。
また、石川遼(2008年東建ホームメイトカップ、16歳215日)らを抜く最年少記録での初通過に、「嬉しいです」と、満面笑みがこぼれた。

試合中も、タブレットを駆使して自習を重ねる文武両道の中学生プロ。

転向時の会見では、「ウッズ選手や石川遼さんのように、ファンのみなさんが会場に足を運んでくださるようなプロになりたい」と抱負を語るとともに、「自分の力で支えてくれた両親に恩返しがしたい」と、決意に至る動機を語っていた。

「賞金も大事ですが上位で戦うことはいい経験になるし勉強にもなる。あと2日、少しでもいい位置で終えられるように」。
土日の上昇を誓った。

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