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パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ 2025

加藤金次郎のプロ人生初プレーは71「後半は100点に近い」

15歳142日目の史上最年少で、プロとしてのデビュー戦を迎えた加藤金次郎(かとう・きんじろう)は、イーブンパーの「71」。
記念の初日は、87位タイでのスタートになった。




スコアの内訳は、前半のインが3ボギーで、後半アウトが3バーディと、明暗くっきり。
「いや、そんなに緊張はしなかったですし、ティショットもよい感じで打てたので、最初の入りはよかった」と、平常心でスタートした10番で、2メートル半のパーセーブを逃した。

「パターの距離感がなかなか合わなくて、前半はスコアを作れなかった」と、ボギーが先行したのは悔しかった。

しかし、「後半は100点に近いくらいのプレー」と、130ヤードの2打目で9アイアンを握り、2メートルのチャンスを作った5番で見せ場を作ると、7メートルを沈めた8番から、連続バーディ締め。

愛知県の瀬戸市出身。
ホームではないのに、大応援団が駆けつけ、「金ちゃん頑張れ」の大声援を浴びながらのプレー。
「応援は力になりますし、やっていても気持ち良くラウンド出来たので、それが後半に繋がったかなと思います」と、初日からしっかりと、ファンの心をつかんだ。

同伴競技者にも恵まれた。
小木曽喬(おぎそ・たかし)も杉浦悠太(すぎうら・ゆうた)も同じ愛知の出身。
「ちょこちょこ話しかけてくださいましたし、組み合わせに恵まれて楽しくラウンドできました」と、感謝。

「後半は全体的にショットもパットもよい感じでラウンドできたので、それを続けていけば明日もよいプレーができるかな、と思う」と、プロ初日からしっかりと手ごたえもつかめた。

プロ初戦で、初の予選突破を目指す2日目。
「ファンの皆さんが来てよかったと思えるようなプレーをしたい」。
15歳は見せ方にもこだわる。

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