記事
尾崎氏と同級生。JGTO会長・諸星裕が“ジャンボさん”を追悼
突然すぎる訃報に接し、絶句しました。
ゴルフ界は、あまりにも偉大過ぎる方を失ってしまいました。
プロ野球選手からプロゴルファーに転身して間もなくした1970年代前半から頭角を現し、その活躍は2000年を超えてもなお、続きました。
常に第一線での活躍で男子プロゴルフ界を長きにわたって牽引し、他を寄せ付けない圧倒的な強さで、これほど力の衰えを知らないプロゴルファーを、私は見たことはありません。
1973年のツアー制施行後に積み重ねた勝利数は、94。
あまりにも圧倒的な強さでした。
男子プロゴルフのトーナメント記録には、『尾崎将司』の名が“これでもか”というくらい多く出てきます。
賞金王に12回もなっていたり、そのうち5回は連続して賞金王になっていたり、15年連続で優勝していたり、55歳241日にして優勝していたり、32年続けて賞金シード資格を獲得し続けていたり、66歳にして62ストロークという驚異的なスコアを出してエージシュートを達成していたり・・・。
そんな記録はここには書ききることができないほどです。
記録とともに、強烈に記憶にも残るキャラクターの持ち主でもありました。
第一線を退いて以降は、後身の育成に力を入れられ、近年ではその力が大きく開花しています。
実は、ジャンボさんと私は同級生です。
あまりにも早すぎます。
でも、そんなジャンボさんの遺志は、間違いなく引き継がれていきます。
安らかにお休みください。
一般社団法人日本ゴルフツアー機構 会長・諸星裕














