先週行われたPGAの最終プロテストでトップ合格を果たした出利葉太一郎が今週はＡＣＮツアーで頂点を目指す。

「テストは緊張しました。１位通過は優勝でもあるので、今はそれほど自覚はしていませんが、トップで通過できたことは来年の日本プロの出場できることだったり、後々色々な面でチャンスが増えるのではと思っています。まだまだ通過点ですが、名に恥じぬというかもっともっとツアーで活躍できるようにプロとしての自覚を持ってやっていきたいなと改めて感じる１週間になりました」。

リランキングも５位で後半戦はほぼ全ての試合に出場できることになるが、加えて

「リランキングで５位に入れたのは開幕戦の東建ホームメイトカップで３位タイが大きかったと感じています。ただ、そこからうまくいかない時期が続いていたんですが、今はゴルフがいい方向に向いていると感じています」。

出利葉は現在、大学の大先輩でもある高橋竜彦に師事している。千葉にある高橋の自宅に泊まり込みで習いに行くことも度々で、ゴルフだけでなく、プロゴルファーとしての全てを吸収している。ある意味で真剣に高橋と勝負しているような感覚でぶつかっていることで、精神的にも成長を感じられているとのこと。

先週のPGA最終プロテストの最終日はかなりの雨で難しいコンディションだったが、その中で２位以下に４打差をつける見事な内容だった。それもゴルフにおける全てが良い方向に向いている証だと言えるだろう。

改めて感じたプロとしての自覚を胸に今週の試合に挑む。

• 出利葉 太一郎