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ロピアフジサンケイクラシック 2025
蟬川泰果が初日「100点」の65。怪物コースを攻略だ
和製タイガがモンスターを倒すのか。
蟬川泰果(せみかわ・たいが)が5アンダーの「65」。難攻不落と呼ばれる富士桜で攻守が冴えた。

前半14番で木に当てた2打目が池に行ったが、ドロップエリアからうまく寄せてパーを拾うと、15番から3連続バーディ。
折り返しの1番で、唯一ボギーを叩いたが、7番では左のエッジから10ヤードをチップインして、後半もまた、5番から3連続バーディを奪った。
「ここのグリーンはスピードが速いので、ロングパットで2メートルオーバーするとか、グリーンを外した時に、警戒してアプローチが2メートルしか寄らないとか微妙な距離が残りがち。そこの覚悟を持って打てたのがよかった」と、上りの8、9番では1.5~2メートルのパーパットをしのぐなど、守りも鉄壁。
今季、開幕から参戦した米二部コーンフェリーツアーで4戦目に肋骨を疲労骨折した。
涙の一時撤退とはなったが、「向こうでマッスルバックを使っている選手はほぼいなかった」と、自身も先月の北海道連戦の“初戦”で7年ぶり、プロ転向後としては初となるキャビティアイアンを登用。
さらに今週は、シャフトを5グラム軽くしたことでより振りやすさが増し、「緊張した場面で上から強くさし気味に入って、出球から左に飛んでいく」と、悩んでいたミスも軽減した。
「今日はいい感じにアイアンが切れていたと思います」と、一昨年から3年連続で出て、荒天のため、2ラウンド決着となった昨年2ラウンド目の自己ベスト「67」を2打更新(昨年の最終結果は4位)。
「このタフなコースでこんなスコアが出ると思っていない。100点」とまずは初日の満点ゴルフで攻略してきた。
いまさらだが、名前の泰果(たいが)の由来はタイガー・ウッズ。
台風の接近で、より難易度高は必至だが、「明日もこのスコアが出せたら本当に自分でも凄いな、と思います」。
和製タイガーが怪物コースに挑みかかる。















