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〜全英への道〜ミズノオープン 2025
日本で勝ってイギリスへ。小木曽が33位⇒3位急上昇で気合
裏街道から一気にV争いへ。
国内でのツアー通算2勝目を狙う小木曽喬(おぎそ・たかし)がインの10番から出て8バーディ、2ボギーの「65」。

4アンダーの33位タイから出て、首位と2差の3位タイに浮上し、自身5度目の最終日最終組に入った。
強風下でスタートし、10番で右奥からチップイン。
12番で段の下から10メートルのバーディトライを沈めて3連続で弾みをつけると16番と、パーを死守した8番パー3も、またチップインだった。
ついに右手のマメがつぶれてあまりの痛みで夜中に目が覚めるほど、堀尾コーチと練習に、練習を重ねた成果はちゃんと出た。
「昨日も風が強く吹きましたが、その中でもいいゴルフが出来ていたので手ごたえはあった」と、スコアにつなげた。
上位3人に「全英オープン」の資格が付与される今大会は、3年連続6回目の出場で、過去最高は45位。
3度の予選落ちも味わっており、「風が吹くとフェアウェイじゃないところに打っていかないといけない。でも、木が全然ないから打ちにくい。むちゃ苦手」と自覚するコースで「こんなスコアが出ると思わなかった」。大会自己ベストに自分でもびっくりだ。
一気に初メジャー切符もつかめる位置まで上昇し、「凄い行きたい気持ちがあります」とがぜん、チャンスが見えてきた。
昨年、韓国共催「ハナ銀行インビテーショナル」でプロ10年目の初優勝を飾ったが、韓国開催だった。
「日本でまだ勝てていない。今年ぜったい勝ちたい、と思ってやっています」。
日本で勝ってイギリスへ。
一石二鳥に気合が入った。














