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日本プロゴルフ選手権大会 2025

PGA主催の試合はプロアマ戦も独特。原監督と回った石川も「モチベーション」に

普段、シニアツアーを主管する公益社団法人日本プロゴルフ協会(PGA)のプロアマ戦は1組につき、本戦出場選手と、シニアツアーで活躍するベテランの2人が力を合わせてゲスト3人をおもてなしするという、主催者ならではの試み。

当時、PGA会長をつとめていた、現JGTO副会長の倉本昌弘(くらもと・まさひろ)が発案し、2018年からスタートしたといい、今年も開幕前に、5人1組のにぎやかな笑い声がコースに響いた。

中でもひときわ、華やいでいたのが2019年覇者の石川遼と、今年は欧州シニアツアーを主戦場にする横田真一の組。

ゲストの一人は、原辰徳・元読売巨人軍監督。「きょうは石川さんとね、ヨーロッパで活躍している横田真一くんとね、え~…私がいるわけですから!」と、周囲を笑わせ、「非常に楽しくプレーができた」と、喜ばれていた。




石川とは当時、テレビ番組でプレーして以来、14年ぶりだったそうだ。

「十数年前は、私と飛距離がそんなに変わらなかったのですが、今は100ヤードくらいおいていかれる」と、石川の成長と熟成を絶賛。

「非常に強い意欲をもってゴルフに取り組んでいるのも伝わってきました。ぜひ、今週も優勝してもらいたい」と、期待をこめた。

石川も、今年67歳を迎えられた原監督のいまだ衰えぬパワーとオーラと、洞察力を絶賛。

「その第一線でやってこられて、今は育成もされていますので、自分のことも全部、バレバレなんだろうな…」と苦笑し、「フィジカルが凄い。飛距離も270ヤードは出ていました。打球の音はプロが打ったんだな、と思うくらい」と、原監督のショット力にも目を剥いた。

「お話も熱くて重みがありますし、モチベーションにつながるお言葉がありました」と感謝し、「本戦では自分のプランどおりにアグレッシブにプレーしたい」と大いに刺激にしていた。

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