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カシオワールドオープンゴルフトーナメント 2025

石川遼は最長の17シーズン連続17回目の賞金シードを保持⇒渡米

今年は10人の賞金シード陥落者と、7人の出場資格の喪失者が出た(下記参照)。
浮き沈みの激しいツアーの世界にあって、17シーズン17回目の賞金シード保持は、継続中の選手としては最長記録である。

カシオ所属の石川遼(いしかわ・りょう)は、今季最終戦となるホスト試合を48位で終え、賞金ランキングは17位で25年シーズンを終了した。



大会アンバサダーVを飾った昨年の三井住友VISA太平洋マスターズに次ぐ、ツアー通算21勝目は届かなかったが、今季日本ツアーでの最後のラウンドではスタートの10、11番でバーディ⇒イーグル発進するなど、4日間の自己ベストとなる6アンダー「66」を記録。

「今年の中でもすごくよかった」。
開催地としては、20年目を迎えた高知を最終日の好プレーで盛り上げ、次週はPGAツアーの2次予選会に挑戦する。

きょう30日にも旅立つそうだ。

この日は、いわゆる裏街道のイン最終組でのラウンド。V争いには遠い位置でのプレーとはなったが、それだからこそ「自分の反省をきょう生かせたところもあったし、自分のやるべきことをしっかりできた」と前を見、「自分がいい状態にしっかり仕上げていきたいな、と思います」。

気持ち新たに発つ。

    ◆賞金シード陥落
    幡地隆寛(賞金68位、24年2勝で27年まで年間複数回Vの出場資格保持)
    杉原大河(同72位)
    上井邦浩(同76位)
    篠優希(同77位)
    Tペク(同81位)
    宇喜多飛翔(同82位)
    平田憲聖(同85位、今季米二部ツアー参戦、23年日本プロによる5年シード保持)
    杉山知靖(同88位)
    Jパグンサン(同106位、特別保障制度適用)
    中島啓太(今季欧州ツアー参戦、23年JGTO賞金王による5年シード保持)

    ◆シード陥落
    山田大晟(賞金67位、昨季チャレンジトーナメント(現ACNツアー)賞金1位)
    近藤智弘(同92位、昨季生涯獲得賞金25位内の資格で参戦)
    木下裕太(同95位、今季は23年バンテリン東海クラシックV資格で出場)
    Jクルーガー(同102位、今季は23年長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップV資格で出場)
    海老根文博(同125位、今季はファイナルQT1位者の資格で出場、シニアツアーの来季シード権は保持)
    ヤン・ジホ(同126位、今季は23年ハナ銀行インビテーショナルV資格で出場)
    谷口徹(同139位、今季は生涯獲得賞金25位内の資格で出場)

    ※上記選手が来季ツアーの出場資格を取り戻すには、再来週のファイナルQT(千葉夷隅GC)にエントリーする必要がある。

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