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中日クラウンズ 2024

3位に小木曽と杉浦、桂川は6位。地元勢が大声援に応える

それぞれ初制覇には届かなかったが、和合のリーダーボードに県勢がひしめいた。


3位タイに入った小木曽喬(おぎそ・たかし)も、杉浦悠太(すぎうら・ゆうた)も、6位タイの桂川有人(かつらがわ・ゆうと)も、大会の地元愛知県の出身。


名古屋市の小木曽は最終日を1差の単独首位から出て、ひときわ大きな声援と歓声を浴びながらのプレー。



初優勝は逃したが「普通でやる最終日最終組より良い経験ができた」と、話す。

いずれもバンカーショットの失敗で喫した4番のボギーと5番のダブルボギーは「ショックのほうが大きい」。


早々に、米澤と片岡との一騎打ちから弾かれたが腐らずに「2人の優勝争いを見ていて自分に足りないのはショートゲーム」と、課題からも目をそらさず、後半は粘りに粘って「最低限では終われた」と、踏みとどまれた。


「地元ということもあり、たくさんの方が応援してくださいましたし、その中で期待に応えたかったですけど、次は勝てるように頑張ります」と、前を見た。


また高浜市出身の杉浦も、地元応援団が自作のロゴタオルや、「世界へ!」などと記した応援旗を振る中、プロとしての初和合で奮闘。



「応援が力になりました」と、14番ではスプーンの2打目を2メートルに乗せてイーグルも奪った。

昨年のアマVに次ぐ2勝目には届かなかったが「地元でのプレーは楽しかった」と、開幕から3試合連続のトップ10で声援に報いて「もっとうまくなり、次こそみなさんの前で優勝したい」。

プロ初Vへの思いが高まった。


そして、先週の欧州共催から凱旋の桂川は清須市出身。



地元での2週連続優勝には届かなかったが、「優勝したあと頑張りたいというのはあったので、自信になった」と、4日間で最高の「66」に及第点。

「バーディもしっかり取れてよかった」と、5バーディにも安堵した。


開幕前は逡巡していた欧州ツアー参戦のタイミングも固まりつつあるようで旅立つ前に、地元でトップ10フィニッシュができた。

「良いプレーを見せられてよかったです」。

大きな横断幕を掲げて応援してくれた家族や知人に向かって笑顔を振りまいた。

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