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ISPSハンダマッチプレー選手権(1回戦・2回戦) 2018

総勢104人の最年少、小木曽喬(おぎそたかし)が初戦を突破

今回、最年少プロとして大会初出場を果たした小木曽は初戦から、最大の関門を突破した。1回戦でぶつかる相手は、地元名古屋を代表する大先輩。

出身の大阪から名古屋商科大学にきてから当地で名を馳せた上井邦裕の存在感は、小木曽にとっても「別格。今年一番の緊張感でした」。

ビッグネームと対峙して、シビれる中でもマッチプレーの戦略は心得ていた。
福井工業大附属福井高校3年時の2014年に、当時マッチプレー競技だった「日本アマ」を制覇。
「相手が目の前にいる。次のホールのことを考えずに出来る。その中で、自滅のボギーをどれだけ減らせるか」。

序盤のリードも後半、イーブンに引き戻されたが「悪いゴルフはしていない。バーディで、獲られるのは仕方ない」と、冷静に粘った。
10番ではチップイン。拮抗した展開の中でも、要所でチャンスを生かして4.5メートルのチャンスを沈めた17番で、勝負を決した。

星野陸也や鍋谷太一。同級生なら他にもいるが、3月の遅生まれは、総勢104人の出場選手の中では最年少の21歳。
「マッチプレーは得意なので。ひとつひとつ大事にやって、ひとつでも上に行きたい」。
若き巧者もはるか頂上を見上げた。

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