メジャー戦では珍しい、日本人選手の同組ラウンドに、感謝したのは深堀だ。
「今日は平塚君のおかげで1アンダー。引っ張ってもらってありがたかった。また明日も一緒なら、赤字が出ますよ！」。

以前、出場した米ツアーで大たたきしたとき、同組のオラサバルは明らかに迷惑そうな顔をしていたものだ。
あまりに申し訳なくて、ラウンド中に「ごめんね」と謝ったらオラサバルは「気にするな、ゴルフってそういうもんだ」と、慰めてくれたが、その直後にオラサバルが4パット。

また別の大会ではある選手に、アテスト場でスコアカードを、机に投げつけられたこともある。

つらい思い出があっただけにミスしても、むしろ盛り立ててくれる平塚との同じ組は、「とてもプレー しやすかった」と、この日の好スコアにつなげた深堀だった。

深堀のはなし「今日はティショットが悪かった。やはり、左からの風が強くて、アドレスで上半身に力が入ってしま いました。アプローチ、パターでしのぐゴルフ。これも実力ですね。
3番でボギーが来たときは、今日はつらい戦いになるな〜と思いましたけど、4番で取り返して流れを取 り戻すことができました。
明日は、これまで3日間で築いてきたスコアを無意味なものにしないように、今日はいまからきっちり とショットを修正しておかないと・・・」

• 平塚 哲二
• 深堀 圭一郎