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谷原秀人が凱旋帰郷し子どもたちからの祝福を受ける (8月30日)

VanaH杯KBCオーガスタで、2年ぶりツアー9勝目を挙げた谷原秀人が、自身が主催する「第4回谷原秀人ジュニアクラシック」に凱旋帰郷し、子どもたちからの祝福を受けた。

この大会は、谷原と松永カントリークラブ(広島県福山市)が共催する小学生大会で、毎年、夏休みの期間中に開催されており、子どもたちとの触れ合いを楽しみにやってきた谷原は、チャンピオンというでっかいお土産を引っ提げて会場入りした。

すれ違うジュニアたちは谷原を見つけると、立ち止まって帽子をとり、「おめでとうございます!」と挨拶。谷原も「ありがとう。がんばってね。」と一人ひとりに丁寧に声をかけた。

休日返上でコースを解放してくれた松永カントリークラブは、谷原にとって「なつかしい」思い出深いコースで、12才からゴルフを始めたジュニア時代の、最も伸び盛りな時期に、このゴルフ場で腕を磨いた。
またゴルフを始めるきっかけとなった父親との思い出の場所でもある。

高校1年生のとき。
クラブ選手権で偶然にもお父さんと1回戦で対戦することになり、谷原は敵わず敗退。しかし翌年からは2年続けてクラブチャンピオンの王座を勝ち取り、チャンピオンボードには、今もなお父と共に名を刻んでいる。

そんな思い出が詰まったゆかりの地で、広島近県から集まったジュニアのプレーに見入り、ホールアウトしたジュニアたちには、練習場でのワンポイントレッスンにも多くの時間を費やした。

残暑の強い日差しの下で、したたる汗を拭いながら、谷原は15打席ある練習場を行ったり来たりと往復し、3時間以上にも及ぶレッスン会で、一人ひとりのショットを観察するや、目線を子どもの高さに下げて、手取り足とりの指導。
谷原は、「上手な子が多い」と感心し、更に、教えたことをすぐに出来る理解力と吸収力と柔軟性にも「すごい」と驚き、自身のジュニア時代とオーバーラップさせるかのように、熱心に指導を続けた。

表彰式のあとには、サインを求める子どもたちの列に圧倒されながらも、自身のポケットから取り出した自前のマジックで、一人ひとりに丁寧にペンを走らせた。
前日までの優勝争いの疲れを微塵も見せなかった谷原は、この日の子どもたちとの貴重なひと時を楽しみ、後半戦への活力としたようだ。

<主な上位成績>
1-3年生男子の部 9ホール(参加15名)
優勝 三田真弘(3年生) 32

1-3年生女子の部 9ホール(参加8名)
優勝 栗原愛(3年生) 37

4-6年生男子の部 18ホール(参加38名)
優勝 金谷拓実(6年生) 71
2位 関藤侑嗣(5年生) 75
3位 池上拓斗(5年生) 75
4位 菊池翼(5年生) 76

4-6年生女子の部 18ホール(参加30名)
優勝 須江唯加(5年生) 77
2位 金岡杏実(6年生) 78
3位 小西瑞穂(6年生) 78
4位 野島夏子(4年生) 80

スナッグゴルフの部(参加24チーム72名)
優勝 三ツ城スナッグAチーム 75ストローク
北村遊馬(6年生) 22
中原誠(6年生) 26
井手智大(6年生) 27

<全国大会への進出>
上記のゴルフの部10名は、10月10日に福島県で行われる、第5回全日本小学生ゴルフトーナメント決勝大会への出場権を獲得した。
また、谷原が用具を寄贈した、尾道市立御調中央小学校も参加したスナッグゴルフの部では、東広島市立三ツ城小学校Aチームが優勝して、同大会のスナッグゴルフの部の出場権を獲得した。

<第4回谷原秀人ジュニアクラシック大会概要>
主催: 谷原秀人 松永カントリークラブ
後援: 中国ゴルフ連盟
協力: 社団法人日本ゴルフツアー機構
    社団法人日本女子プロゴルフ協会
    中国地区各県のゴルフ協会
    福山赤坂ロータリークラブ
協賛: 横浜ゴム プーマジャパン ヤマニ
参加資格: 広島、岡山、島根、鳥取、山口に在住の小学生

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