Tournament article

VanaH杯KBCオーガスタ 2009

平塚哲二が暫定首位に

うだるような暑さも、芝目の強い高麗グリーンも、灼熱のツアーで経験済みだ。ファイナルQスクールから挑戦して、今季の出場権を得たアジアンツアーは、このオフから積極的に足を伸ばす。日本の試合がない週は、必ずといっていいほど出かけていく。

2週前には、タイにいた。
「向こうの芝は、もっと目ががちゃがちゃですからね」。
日本ツアーで唯一、高麗グリーンのここ芥屋ゴルフ倶楽部も、「あれに比べれば、全然キレイなほうですよ」と、そうこともなげに言い、後半の5番から5連続バーディで締めた。

4番で3パットのピンチも、1.5メートルのパーパットをしのいだ。
朝は、雷雨で4時間半もスタートが遅れた。
お昼前に雨が上がり、どんよりと曇り空はしばらくの間は過ごしやすかったが、午後から徐々に気温が上昇。湿気の多い、べたつく暑さも「アジアに比べれば、こんなの涼しいくらい」と、汗まみれの顔で笑った。

ボギーなしの63は、大会レコードタイ記録をマークして、暫定首位位に躍り出た。
先週の関西オープンから好調が続いており、5月の中日クラウンズ以来のツアー通算6勝目の可能性について、「パット次第」と読む。
先週の最終日も、ショットが面白いようにピンに絡んで2位タイ。
しかしチャンスが決めきれずに、藤田に譲った今季2勝目を、今度こそ掴みにいく。

関連記事