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カシオワールドオープン 2008

宮里優作「自分に勝ちたい」

4打差で迎える最終日は、昨年とよく似た状況からのスタートだ。2007年大会は3打差4位タイ。
しかし「チャンスをつなぐことが出来なかった」。結局4打差の4位に終った。
「…なかなか、勝てないんでね」と、自嘲の笑みを浮かべたが前回と同じ轍は踏まない。

「経験を、生かしたい」。
その思いから、今回はあえてよりプレッシャーの多い場所で戦うことを選んだ。

ホールアウト後のアテスト場は、タイで並んでいた同組の宮瀬博文より先に、スコアカードを提出した。
決勝ラウンドは、スコアの良い選手ほど後ろの組になるが、同スコアの場合は早くスコアカードを出した者が後ろになるからだ。

アマチュア時代から数えて自身11回目の最終日最終組は、「がちがちの中で、メンタルをコントロールしながらプレーすることが、後に必ず生きてくる」。

2002年のプロ転向から二の足を踏んでいるツアー初優勝も「何度も経験して掴んでいくものだから…。最終組で勉強したい。今回は、自分に勝ちたい」と、意気込んだ。



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