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JCBクラシック 2007

平塚哲二が2位と2打差の単独首位

先週の三菱ダイヤモンドカップでツアー通算4勝目をあげたばかり。その優勝インタビューで、次の目標は早く2勝目をあげること」と話した。さっそく、そのチャンス到来だ。

その翌日には大利根カントリークラブで行われた全米オープンの最終予選にトライした。1日36ホールの戦いは、31ホール目に右手首を痛めて棄権するアクシデントもあって、2週連続の優勝争いに疲れは隠せないが「気持ちでなんとかやってます」。

ツアーきっての酒豪は、普段は「ほどほど」に控えているが、ひとたび“宴会”が始まるとビール、ワイン、シャンパン、焼酎、日本酒…と、まるで底なしだ。
この日、揃って5位タイにつけた矢野東と小山内護は、そんな平塚と飲み仲間でもある。

特に矢野は、この日3日目に平塚とともに一時首位に並んだが結局、4打差と突き放されて思わず言った。
「…今日は思い切り、飲ましちゃおうかな」。
しかし、すぐに慌てて首を振った。
「いやいや、あの人はどんなに飲んでも変わらないから。どうしてあんなに強いのかなあ、というくらいに」。
それも、無駄な抵抗だと思い直して改めて言い直した。

「いま、調子の良い平塚さんがこのコースでボギーを打つとは思えないけれど。僕にも可能性がないわけじゃないから」。
この日、コースレコードの63をマークした小山内も口を揃えた。
「明日は、平塚を捕まえる。明日も8アンダー出したら、面白くなる」。
2人の言葉を聞いて、平塚が堂々と言い返す。
「来るなら来い、いつでも相手になってやる!」。

大洗ゴルフ倶楽部を制したのは、2004年大会以来2度目だった。
尾崎将司や中嶋常幸らさえも1度しか勝っていない難コースで、自身初の逆転優勝を果たしたが今週は、得意の逃げ切りパターンだ。

先週の最終日からこの日まで、4ラウンド続けて60台をマークしている絶好調男は「明日は、5つ6つ出せば余裕で勝てる」と言い切った。

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