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2005 アジア・ジャパン沖縄オープン 2006

平塚哲二が強風の中で64をマーク、単独首位浮上

前日2日目までは、風とケンカしながらゴルフをしていた。「まっすぐに打とうとすればするほど、どっか違うほうに言ってしまう」。100ヤードもない場所から、グリーンを外したホールもあったが、この日3日目の途中から、気持ちを切り替えてプレー。

「どうせ、風が吹いてるんだから、真っ直ぐに打とうとしなくてもいいや、と。フワっと優しく打って行こう」。
風と友達になる、と決めたら途端に思い通りの球が打てるように。
「・・・あ、こんな感じでええんやなって」。
たちまちコツをつかんで、ボギーなしの7アンダー。

1打差2位につけた横尾要が、目を丸くして言った。
「平塚さん、7アンダー? ・・・いや、この風の中でほんっとすごいよ」。

この日朝になって、持ち替えたパターもハマった。
久しぶりに使ったオデッセイの2ボールは、宮里藍とほぼ同じモデル。
「やっぱり、“沖縄県”だけに藍ちゃんと同じなら入るだろう、と」。
シーズン終盤あたりから、ずっとパットで悩んでいて「もう、何本持ち替えたかわからないくらい」。
日ごとにとっかえひっかえしていたが、「今日はたまたま、当たりくじを引きました」。
思わぬ「藍ちゃん効果」もあって、単独首位に躍り出た。

2週前のツアー最終戦ゴルフ日本シリーズJTカップが終わるなり、「頭は半分、オフに入ってる」という。
食欲も抑制が効かず「食うわ、呑むわで・・・(苦笑)」。この1週間で、体重は5キロ増。
「鏡を見るのがつらい。胴回りがきつくて、スイングしにくい」と、苦笑いで打ち明けるが、ひとたびコースに出れば、ボールを追いかける視線は真剣そのもの。

翌最終日は、いよいよほんとうにこの1年の締めくくりだ。
「良い正月を迎えられるよう、精一杯プレーしてきます」。
1年と7ヶ月ぶりのツアー通算3勝目にむけて、気合を入れた。

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