2004 アジア・ジャパン沖縄オープン 2005

谷原秀人アジア・ジャパン沖縄オープンのディフェンディングチャンピオンは、チャンスを必ずモノにする男!!

2004年シーズンはひとまず終了したが、熱い戦いはまだ終わっていない。
今週6日から開幕するアジア・ジャパン沖縄オープンは、日程は年内ながら、来季の賞金ランキングに加算されるトーナメント。

まだ年こそ明けていないが選手たちの意識の中では、すでに“2005年”は始まっているのだ。

アジアンツアー(AT)と、ジャパンゴルフツアー機構(JGTO)の共同主管により、16日(木)から4日間の日程で行われる本大会は、日本と、アジアの両ツアーから60人ずつの計120人と、主催者推薦6人の総計126人の選手たちによって競われる。

昨年、その頂点に立ったのは谷原秀人(=写真)。

あれから1年。ディフェンディングチャンピオンはめぐり来るチャンスをしっかりとモノにしながら、着実に階段を駆けのぼっている。

今月はじめに行われた米ツアーの出場権をかけたファイナルQスクールは、実は当初、谷原にエントリーのチャンスがなかった。
出場資格は、9月のサントリーオープン終了時点の賞金ランク10位までの希望者上位3人。
谷原より上にいたS・K・ホ、Y・E・ヤン、藤田寛之の3人が手を上げたため、谷原は権利から弾かれてしまったのだ。

だが、締め切り直前。
そのうち、ヤンがクレジットカードの手続きミスでエントリーフィーが支払えない、というアクシデントが起きた。
その繰上げ分として、ウェイティングで申し込んでいた谷原に、出番が巡ってきたのだ。

いちど手に入れたチャンスは、絶対に逃さない。
今月6日(日)に行われた、ファイナルQスクールの最終ラウンド。
4アンダーの68でまわって、前日の44位から21位まで盛り返した。
権利が与えられる30位内を余裕でクリアし、日本勢でただひとり、来季米ツアーのカードを取得したのだ。

今週のアジア・ジャパン沖縄オープンは、世界進出直前の大事な大会となる。
連覇を餞別に、心おきなく旅立ちたいところだ。

関連記事